「マルクス主義同志会」の版間の差分

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=== あたらな理論課題に挑戦 ===
同会の特徴としては、新たな理論課題に次々挑戦していることである。これまでも、[[共産主義者同盟]]出身の党派としては珍しく、[[原発]]や[[成田空港]]建設の推進、農産物輸入自由化などの[[規制緩和]]などを訴え、天皇制についても、批判者を「被害妄想」だと主張するなど、独自の立場を強調してきた。

毎年労働者セミナーを開催しているが、そのテーマは、「エンゲルスの『資本論』修正を問う」(2003年)、「富塚理論批判」(2006年)、「エンゲルスの『家族、私有財産および国家の起源』批判」(2008年)、「恐慌の歴史」(2009年)、「再編に向けて激動する世界資本主義」(2011年)などである。このテーマの一つ一つが、労働者の闘いにとって重要で深刻な課題であり、新左翼諸党派の中では異彩を放っている。
 
2012年のテーマは「社会主義の根底的意義を問う――価値規定のによる分配の内容は何か」とし、社会主義における分配について討論を繰り広げた。この問題は、公認共産党が市場経済を擁護し、社会主義では「価値規定による分配」はできないと公言する中で、その内容はいかなるものかを真正面から取り上げたものであり、幾分大げさに言えばこの100年来「社会主義」を掲げる党派がだれも明確に取り上げてこなかったテーマへの挑戦と述べている。