「ニュートン環」の版間の差分

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ニュートン環は顕微鏡による詳細な観察結果を記した[[ロバート・フック]]の『ミクログラフィア』の中で1665年に初めて報告された<ref>{{cite book| author= Robert Hooke | title= Micrographia | year= 1665 | pages= pp.47&ndash;67}}</ref>。[[アイザック・ニュートン]]は著書『[[光学 (アイザック・ニュートン)|光学]]』(''Opticks,'' 1701)<ref>ニュートン『光学』(1983) pp.181&ndash;207.</ref>の中でこのリングについて詳しく研究している。
 
ニュートンはこれに様々な単色光をあてて、その明暗がガラス間の間隔によって周期的に決まることを見出している。ニュートンは光を粒子だと考えていたためにこの現象の説明に楽しみながらも非常に苦慮困惑し、この光の奇妙な性質を透過あるいは反射のしやすさの「発作」(fits of easy transmission or reflection) と呼んだ。フックが発見しニュートンの名を与えられたこの現象は、皮肉にもフックが支持しニュートンが反発した[[光の波動説]]を採るときその干渉として自然に説明できるようになった。
 
しかし、20世紀前半、光が[[光子]]という単位でしか相互作用しないことが明らかになってくると、ニュートンの疑問は再び問題となり、状況によって波と粒子の性質をあわせもつ[[量子]]の奇妙な性質を端的に示すもののひとつともなった<ref>ファインマン『光と物質のふしぎな理論』(1987).</ref>。