「第38回NHK紅白歌合戦」の版間の差分

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== 概要 ==
*当時は[[視聴率]]の低下が問題となっていた。今回は「紅白改革」と銘打ち、出演者の大幅刷新と[[マルチメディア|多ジャンル化]]を断行した(詳細は[[#選考を巡って]]を参照)。しかし、これらの革新は功を奏さず、[[関東地方|関東地区]]における平均[[視聴率]]は'''55.2%'''([[ビデオリサーチ|ビデオリサーチ社]]調べ)を記録し、[[第37回NHK紅白歌合戦|前回]]に比べて4.2%低下してしまった。
 
*司会発表前に、一部メディアで[[由紀さおり]](この年上期の[[連続テレビ小説]]『[[チョッちゃん]]』のヒロインの母親役。また[[童謡]]ブームを巻き起こしていた)の紅組司会起用が内定と報じられたが、実際は[[和田アキ子]]が選出された<ref>[[合田道人]]『紅白歌合戦の真実』([[幻冬舎]]刊)</ref>。対する白組司会は前回に引き続き[[加山雄三]]が担当(前回は組司会が2人体制となったため、今回は初の単独での担当となった)。
*司会発表前に、一部メディアで[[由紀さおり]](この年上期の[[連続テレビ小説]]『[[チョッちゃん]]』のヒロインの母親役。また[[童謡]]ブームを巻き起こしていた)の紅組司会起用が内定と報じられたが、実際は[[和田アキ子]]が選出された<ref>[[合田道人]]『紅白歌合戦の真実』([[幻冬舎]]刊)</ref>。対する白組司会は前回に引き続き[[加山雄三]]が担当(前回は組司会が2人体制となったため、今回は初の単独での担当となった)。

当初、紅組司会に[[杉浦圭子]](翌[[1988年]]・[[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]で総合司会に起用されている。同回においても紅組司会の候補にも挙がった)、白組司会に[[吉川精一]](前回の総合司会)、総合司会に[[松平定知]]と司会陣を全員NHK[[日本のアナウンサー|アナウンサー]]で固める構想もあったが、「局アナだけでは地味」と見送られ、紅組司会に実際選出の和田に加え、由紀や[[松田聖子]]、[[桜田淳子]](この年の[[大河ドラマ]]『[[独眼竜政宗 (NHK大河ドラマ)|独眼竜政宗]]』に出演。同じく『[[思い出のメロディー]]』の司会も担当)、白組司会に実際の選出の加山に加え、[[明石家さんま]]を候補に挙げて選考が行われたという。最終的に白組司会は前回の実績と人気の高さから加山の続投が決定し、紅組司会は当初本命とされた由紀を抑えて和田が起用される運びとなった<ref name="ura">合田道人『紅白歌合戦の舞台裏』[[全音楽譜出版社]]、2012年。</ref>。
 
*テレビでの実況は今回が最後となり、翌[[1988年]]・[[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]からはラジオでの実況のみとなった。
*テレビでの実況は今回が最後となり、翌[[1988年]]・[[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]からはラジオでの実況のみとなった。

和田が「[[抱擁 (和田アキ子の曲)|抱擁]]」で紅組トリを務めた。組司会とトリの兼任は[[1970年]]・[[第21回NHK紅白歌合戦|第21回]]の[[美空ひばり]](大トリ)、[[1985年]]・[[第36回NHK紅白歌合戦|第36回]]の[[森昌子]]以来、史上3人目であるが、今回の和田を最後に組司会とトリの兼任者は途絶えている。
 
*白組トリおよび大トリは[[五木ひろし]]の「[[追憶 (五木ひろしの曲)|追憶]]」。
*優勝は紅組。
 
*後年、『思い出の紅白歌合戦』([[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]])で再放送された。
*優勝は紅組。
 
*後年、『思い出の紅白歌合戦』([[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]])で再放送された。
 
== 司会者 ==