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'''着せ替え人形'''('''きせかえにんぎょう''')とは、女児の着せ替え遊びに供する目的で作られた[[人形]]である。ファッションドールや1/6ドールとも呼ばれる。
人形本体とともに、着せ替えに使用する衣服が必ず付属もしくは別売りされている。大きさは22cm-28cm(頭部含まず)が多く、プロポーションの違いを気にしなければ、身幅と袖丈が一致すれば他社製の着せ替え人形用の衣装を流用することが出来る。
 
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==歴史==
着せ替え人形がいつ頃から作られているのかはわからない。[[18世紀]]後半に[[イギリス]]で作られた、流行の衣装を着せられた木製の人形がファッションドールの原型と考えられているが、子供の遊び道具というよりは現在で言う[[マネキン]]に近いものだった。
その後、[[ドイツ]]でレディドールと呼ばれる流行の衣装を身にまとった陶器製の人形([[ビスクドール]])が作られたが、これも流行のファッションを大人に紹介するためのマネキンとしての意味合いが強かった。
[[19世紀]]半ばに入り、ファッション雑誌の台頭からレディドールの存在意義が薄れると、ベベタイプと呼ばれる子供向けのビスクドールが製作されたが、遊び道具として使用するには壊れやすく高価だった。
[[20世紀]]入り、アメリカで[[コンポジションドール]](Composition Doll)と呼ばれる合成素材の人形や[[セルロイド]]製の人形、ハードプラスチック製の人形が開発され、着せ替え人形は大量生産・大量消費の時代に入った。