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Lardestes (会話 | 投稿記録)
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刻みと呼ばれているが、紙巻きたばこの中身のように細かく刻まれたものではなく、干した葉を重ねて包丁もしくはカンナで糸のように細く切ったもの。世界のたばこ製品の中で最も加工度が低いものの一つで、タバコ葉本来の味が楽しめるとして熱心なファンが多い。江戸時代には、手間賃を取って葉タバコを刻む[[賃粉切り]]という職人がいた。専売制が実施される前は個人経営のたばこ店がそれぞれの刻みたばこを製造販売し、何千種類もあったが、[[専売制]]の下で[[マスプロ]]化が進んだことと、紙巻きたばこの消費増大で需要が減ったことで数銘柄からさらには1銘柄に減り、ついには国内での製造が打ち切られた。しかし日本の伝統文化として復活と存続を望む声が多かったため、たばこ農家に在来種の栽培再開を依頼し、1銘柄(『[[こいき|小粋]]』<!--上部写真参照-->)ではあるが昔ながらの良質の刻みたばこが復活した。
 
現在ではその他に[[柘製作所]]がベルギー製の煙管用刻みたばこ[[宝船 (たばこ)|宝船]]・[[黒船 (たばこ)|黒船]]を販売している。葉は在来種ではなくアメリカンブレンドとなっており、刻みは小粋ほど繊細ではない。 
 
== 煙管と文化 ==