「先カンブリア時代」の版間の差分

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27億年前には[[シアノバクテリア]]による光合成が始まり、酸素が大量に作り出されるようになる。生じた酸素は主に[[海水]]中の[[鉄]][[イオン]]などと[[化学反応]]を起こし、大量の[[酸化鉄]]を沈殿させた。現在使われている[[鉄鉱石]]や[[マンガン]]などの大部分は、この時沈殿した酸化物が隆起して地上に現れたものを掘り出して生産されている。古い岩石には、この時に鉄と酸素が結合して沈殿した証拠である[[縞状鉄鉱層]]が大量に含まれている。海水中のイオンをほとんど沈殿させると、酸素は大気中へと放出され、蓄積していった。こうして、現在のように、酸素が大気の主成分の1つとなっていった。
 
ただし、この当時の酸素の割合は、1%程度にすぎなかったとする説{{要出典|date=2013年6月}}もある。最近では、8億年前から6億年前にかけて、全球凍結が起こり、その終了とともに爆発的に光合成を行う微生物が増殖したため、酸素濃度が1%から20%ほどに一気に増えたとする仮説が提出されている{{誰2|date=2013年6月}}。(カンブリア爆発)
 
== 地質時代区分 ==