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'''硬水'''(こうすい)は、[[硬度 (水)|硬度]]の高い[[水]]。[[カルシウム]][[イオン]]や[[マグネシウム]]イオンが多量に含まれている。逆のものは[[軟水]]という。語源については、欧米[[英語]]の ''hard water'' がそのまま和を直されたというもの、ご飯など物を硬くする成分を含んでいるため硬水といわれる(『豆を煮ると豆が固くなる水』、『絹を精錬するとき絹が固くなる水』というものがある)。
 
硬水は含有する[[イオン]]によって一時硬水と永久硬水の二種類に分けることができる。前者は[[石灰岩]]地形を流れる河川水、[[地下水]]などで、[[炭酸水素カルシウム]]を多く含み、煮沸することにより軟化することができる(反応式は後述)。後者はカルシウムやマグネシウムの硫酸塩・塩化物が溶け込んでいるもので、煮沸しても軟化されない。以前は飲用できない水であったが、現在は[[イオン交換樹脂]]で容易に軟化できる。
 
[[アメリカ合衆国|アメリカ]]や[[ヨーロッパ]]の水に多い。[[日本]]では[[関東地方]]の一部や[[沖縄諸島|沖縄]]で見られる。日本では、ほとんどの地域の水は軟水であり、硬水が供給される沖縄本島では、[[水道水]]の硬度を下げる処理を施している。
 
== 利用 ==