「たちかぜ自衛官いじめ自殺事件」の版間の差分

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Arasanosa (会話 | 投稿記録)
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=== アンケート隠ぺい問題 ===
2004年、海自はたちかぜ全乗員に対し、暴行や恐喝の有無を尋ねるアンケートを実施した。2005年、遺族がアンケートの公開を要求したが、海自側は「アンケートは破棄した。」と回答。だが実際は破棄されていなかった。これに疑問をもったある海自[[三佐]]は、2008年からアンケートの公開を海自に働きかけるが、海自は「破棄した」との立場を崩さなかった<ref>「捨てろ あれは「ない書類」」朝日新聞2013年12月8日</ref>。
 
2012年4月には、この三佐が東京高裁に「アンケートは残っている」との意見陳述書を提出。同年6月には海自もアンケートが存在していたことを認め、2012年6月21日の記者会見で[[杉本正彦]]海上幕僚長が謝罪した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120622/trl12062200070000-n1.htm 乗組員アンケートは存在、隠蔽か、護衛艦のいじめ自殺訴訟](MSN 産経新聞2012年6月22日、2012年7月31日閲覧。)</ref>。その後[[防衛省]]は2012年7月19日付で存在していた調査書類を長期にわたり「破棄した」と偽っていたことなどが文書管理上不適切(指揮監督義務違反)であったとして杉本正彦海上幕僚長を口頭注意、河村克則[[横須賀地方総監]]を内規に基づく注意処分とした<ref>[http://www.mod.go.jp/j/press/news/2012/07/19c.html 処分の公表について] 防衛省報道資料2012年7月19日</ref>河村はこれにより次期海上幕僚長への道を閉ざされ7月26日付で杉本とともに退官杉本の後任には[[自衛艦隊司令官]]の[[河野克俊]]が就任した。
 
2013年6月、海自は東京高裁に意見陳述した三佐に対して、調査の関連書類を自宅に保管していた事を規律違反だとして懲戒処分手続きの開始を通告した<ref>「海自、内部告発者処分へ」朝日新聞2013年12月8日</ref>。