「クロストリジウム属」の版間の差分
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クロストリジウム属の菌は、土壌内部や生物の[[腸]]内などの酸素濃度が低い環境に生息する[[嫌気性生物|偏性嫌気性菌]]であり、酸素存在下では増殖できない。一般に偏性嫌気性菌は、[[スーパーオキシドディスムターゼ]]や[[カタラーゼ]]などの[[活性酸素]]を無毒化する[[酵素]]を持たないため、酸素がある通常の環境下では不活化するが、クロストリジウム属の菌は酸素存在下で、耐久性の高い[[芽胞]]を作って休眠することで、死滅を免れることができる。この性質から、他の偏性嫌気性菌が生き残れない状態でも生き残るため、偏性嫌気性菌の中では比較的古くからその存在が発見され、研究が進められてきた。
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== 病原性と薬理応用 ==
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