「ルートヴィッヒ・ボルツマン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Dr.Kubota (会話) による ID:50123960 の版を取り消し 「という識者もいる」誰のことか。
27行目:
 
==評価==
ボルツマンは、[[クラウジウス]]が、1850年の論文において、純粋にマクロ的な概念として、[[カルノーサイクル]]上の関数として発見した[[エントロピー]]を、そのおよそ50年後に、[[統計力学]]の立場から見直し、[[エントロピー]]を原子の分布の仕方の尺度として再定義した事になる。今日、[[エントロピー]]の解説として、啓蒙書などで広く語られる「デタラメさの尺度」と言う[[エントロピー]]の通俗的概念は、[[エントロピー]]の本来の定義ではなく、ボルツマンが上記の式によって証明した「[[定理]]」である事を認識する必要が有る。イギリスの科学史家[[ブロノフスキ]]は、BBCが1970年代に制作した科学史番組『人間の時代』において、こうしたボルツマンの科学史上の役割を取り上げ、ボルツマンこそは、原子を実在の対象と考えた最初の科学者であったと述べ、ボルツマンが科学史において果たした役割を称賛して居る。日本国内においては、アインシュタインのほうが格が上だが、世界的が術の世界ではボルツマンのほうに軍配が上がる。いずれにしてもボルツマンやギブスが壮麗に確立した熱力学の世界は、一神教論者が我慢できない「等確率の原理」が主題なので、不幸な時代に生きたという識者もいる。
 
 
 
== 関連項目 ==