「コンパクト盤」の版間の差分

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'''コンパクト盤'''(コンパクトばん)とは、「[[シングル|シングルレコード]]のサイズ(17cm=7インチ)で、1分間の回転数がLP盤と同じ33回転(33 1/3[[rpm (単位)|rpm]])」のレコードの通称。「17cm LP」とも呼ばれる。
 
'''EP盤'''(Extended({{En|''Extended Play)Play''}})とはシングル盤と同じ45回転で収録されており、アメリカやイギリスではコンパクト盤はEPが主流になるとともに廃れたが、日本ではその後も主流であった。
 
つまり、EP盤と同じ大きさで回転数を33 1/3に落として収録時間を長くしたものをコンパクト盤またはコンパクトLPと呼ぶ。曲数が多く安価だったことから、学生などの若年層に1960 - 1970年代初頭にかけ好評だった。ただし音質は通常のLPでの内周部にあたるために劣る。
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その後に主流となった[[コンパクトディスク|CD]]や[[デジタル・ダウンロード]]の形態では'''ミニ・アルバム'''に相当し、同時に'''EP'''の名も残っている。
 
日本ではシングルレコードのことをEP盤と呼ぶことがあるが、'''{{En|''Extended Play'''''}}とは本来、「収録時間がLP(フル・アルバム)よりは短いが、シングルよりは長い」という意味である。そのため、[[英語圏]]ではあくまで、EPは「シングルより長いもの」を指す。''[[{{see also|:en:Extended play]]も参照。''}}
 
== 歴史 ==
小さいので扱いやすいが収録時間の短い17センチ・シングル盤と、収録時間は長いが大きく比較的高価な30cm LP盤の中間に位置するもので、シングルと同じサイズながら収録時間が長いため「'''Extended Play'''」と呼ばれ、その略称が'''EP'''である。「各面に2曲 - 3曲ずつ収録した、計4 - 6曲入り」(シングルレコードは通常、各面に1曲ずつ収録)、「1曲の演奏時間の長い楽曲の収録」などの目的に用いられた。収録曲数が多いといっても「アルバム」として作成される30cm LPと異なり、片面に2 - 3曲なので実際には「お徳用」としての性格が強い商品が多かった。
 
コンパクト盤は33回転のため、実質LPの内周分に当たることから、45回転やLP外周に比べて音質が劣ってしまう。一方EP盤は回転数がシングル盤と同じため、音質で勝っている。