「白い巨塔 (1978年のテレビドラマ)」の版間の差分

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田宮は当時[[躁鬱病]]を患っており、そのため前半の教授選編は異常にテンションが高く、後半の裁判編は欝状態で、セリフが頭に入らないとプロデューサーに泣きつくなど撮影は苦労の連続であった。そして、収録終了直後の[[1978年]][[12月28日]]に、田宮二郎は[[自殺]]した。このことに世間は衝撃を受け、この時点でドラマの未放映回が2回分残っていたが、それまでは12~13%程度だった視聴率が[[12月30日]]の最終回直前回で急上昇し26%を記録し、最終回は31.4%まで大幅にアップした。しかし、番組関係者は自殺という悲劇が視聴率を上げたことで、視聴者に対して非常な憤りを感じたとされている。
 
最終話ラストシーンの、ストレッチャーで運ばれる財前の遺体は、自ら希望して田宮自身が演じている。代役の提案は本人が拒否した。その時に流れた[[バックグラウンドミュージック|BGM]]は[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]作曲、[[レクイエム (モーツァルト)|レクイエム]]『涙の日 Lacrimosa』。途中で遺族が立ち止り、病棟まで付いて行かないのは、実際のモーツァルトの葬儀をヒントにしたものである。このあと、本放送では「完」と表記された後に'''「田宮二郎さんのご冥福をお祈りいたします」'''とテロップが挿入された。<ref>但し、ビデオ・DVD版では未収録とされている。</ref>
 
==原作との相違点==