「蚊遣器」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
8行目:
 
== 構造と特徴 ==
一般に本体には[[熱伝導率]]低い陶製が用いられ、その本体内部に蚊取線香を収める形状となっており、渦巻型の蚊取り線香の中心部分をY字型の線香立(金属製)などに固定した上で蚊遣器の内部に横向きにセットした状態で用いる製品が多い。
 
線香は[[火|火気]]を扱うものであるため、蚊遣器の本体には不燃性・難燃性・耐火性をもつ陶器などが用いられる。また、線香の燃焼部位が[[比熱容量]]の高が大きい陶器や[[熱伝導性]]高い金属と接触してしまうと、燃焼維持に必要な[[熱]]がそらに移動拡散して火が消えてしまうことがあるため、線香の安定した燃焼を確保しつつ十分な[[酸素]]を供給できる状態を維持する必要がある。そのため、線香蚊遣器の本体設置され装着する際には、Y字型の線香立に蚊取線香の一端(通常は渦巻型の線香の渦の中心部分)を固定し、線香の他の線香の部位が蚊遣器体に接触しないように保持する。
 
なお、蚊取り線香を縦方向にセットした状態で用いる半円形あるいは三日月型のような形状の蚊遣器もあり、このような製品では蚊取り線香の中心部分を横方向から支持する構造となっている。