「空売り」の版間の差分

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また空売りによる取引額の増大により証券市場においてより株の適正価格が確保されるという意見と、空売りにより投機行為の増大により株価が適正価格から遊離するという意見が存在する。特に前者の空売りは現物株が存在しない段階で結ぶ架空の売り行為でありこのような経済活動は制限されるべきであるという意見と、空売りに対する規制は自由契約の原則を犯す行為であり好ましくないという意見が存在する。Naked Shortは厳密には決済期日(現物の受渡日)までに反対売買により差金決済をおこなう[[先物取引]]に相当するため、現在の現物株取引市場においては規制(T+3ルール)が存在する。
 
空売りについて、問題視する無知、無理解なものが存在するが、基本的には空売りは、投機筋が株価が本来の価値以上に高いと思われると判断した場合に行われる行為であるから、その行為により株価が下落して株価が本来の価値になっても、非難する筋合いではない。又、空売りにより株価が本来の価値以下に下がっても、割安と判断した投機筋の買いが増加し、株価が上昇する。株価の変動は、価値の変動により生じるため、空売りが長期間にわたり影響するとは考えられない。さらに、「品受」および「品渡」の決済の場合を除き空売りは、売っただけの将来の決済による買い圧力となり、空買いは、買っただけの将来の決済による売り圧力となる。したがって、空売りによる潜在的な買い圧力も無視できない。
 
== 空売りの流れ ==