「講談社現代新書」の版間の差分

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== 沿革 ==
初期は[[安倍能成]]、[[武者小路実篤]]、[[池田潔]]などの[[教養]]型著書が多く、[[岩波新書]]・[[中公新書]]に遅れをとっていたが、[[1970年]]代半ばに、板坂元『考える技術・書く技術』、[[渡部昇一]]『知的生活の方法』などのヒットをきっかけに、入門書([[ノウハウ]]もの)や[[ハウツー]]ものにも力を入れるようになり、[[ブランド]]・イメージと方向性が固まった。
 
創刊当初はえんじ色の表紙にビニールカバーだったが、1970年代前半に[[杉浦康平]]等のデザインによる、各冊ごとに表紙はテーマイラストと惹句(キャッチコピー)、裏側は著者の写真略歴(無いのもある)と目次入りのカバー装丁に変更された。1,000冊目より、本体は杉浦デザインで表面はあずき色、ブックマークも[[ノーベル平和賞]]メダルから杉浦による「アジアの豊穣の渦」を意味するデザインに変更された。創刊40周年を機に、[[2004年]]10月刊行の1,738冊目より1冊ごとに背表紙と中央の四角形の色が異なる[[中島英樹]]デザインの装丁に変更したが、[[2007年]]6月刊行からは落ち着きを出すため白ベースに統一、四角形のみ色が異なる装丁にしている。[[2009年]]7月には2,000冊目を越えた。
 
かつて、カバーの角を10枚切り取って講談社に郵送すると特製[[ブックカバー]]がもれなく返送されてくるサービスがあったが、現在は行っていない。
==装丁==
;'''初代''':創刊当初はえんじ色の表紙にビニールカバーだった。
;'''2代目''':1970年代前半に[[杉浦康平]]等のデザインによる、各冊ごとに表紙はテーマイラストと惹句(キャッチコピー)、裏側は著者の写真略歴(無いのもある)と目次入りのカバー装丁に変更された。本体はカーキ色。
;'''3代目''':1,000冊目より、本体はあずき色の表紙で杉浦デザインによる幾何学模様など、ブックマークも[[ノーベル平和賞]]メダルから杉浦による「アジアの豊穣の渦」を意味するデザインに変更された。またカバーの方もタイトルのフォントなどが変わった。
;'''4代目''':創刊40周年を機に、[[2004年]]10月刊行の1,738冊目より[[中島英樹]]デザインによる左上に本のタイトル、中央にカラフルな正方形を置いたパターンの装丁に変更する。当初は灰色ベース、黒ベースなどもあったが[[2007年]]6月刊行からは落ち着きを出すため白ベースに統一、四角形のみ色が異なる装丁にしている。[[2009年]]7月には2,000冊目を越えた。
 
== 特徴 ==