「アドベンチャー (ダンジョンズ&ドラゴンズ)」の版間の差分

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それら全てが場合によって違う基準で使用されたため、ダンジョンズ&ドラゴンズの用語においてアドベンチャー、モジュール、シナリオ、アクセサリーの正確な相違を定義することは難しい。
 
== 公式モジュールとアドベンチャーの歴史 ==
初めて出版されたダンジョンズ&ドラゴンズのシナリオは、1975年の''ブラックムーア'' ・ダンジョンズ&ドラゴンズ・ルール・サプリメントに掲載されていた「テンプル・オブ・ザ・フロッグ」であった<ref>{{cite book | author=[[デイヴ・アーンソン]] | date=1975年 | title=Dungeons & Dragons Supplement II: Blackmoor | page= | publisher=[[TSR社|TSR Games]] }}</ref>。このシナリオは、後に''[[ダンジョンズ&ドラゴンズ・エキスパート・セット|D&Dエキスパート・セット]]'' 用の独立したモジュールであるDA2 ''テンプル・オブ・ザ・フロッグ'' として出版された<ref>{{cite book | author=[[デイヴ・アーンソン]]、デイヴィッド・J・リッチー | date=1987年 | title=Temple of the Frog | page= | publisher=[[TSR社|TSR Inc.]] | isbn=0-88038-317-8 }}</ref>。
 
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この時期のゲーム・コンベンションでは更なる未刊行のアドベンチャー―[[オリジン・ゲーム・フェア|オリジンズ '78]]でトーナメント・モジュールとして使用された''ステーディング・オヴ・ザ・ヒルジャイアント・チーフ'' など―が頒布された。1978年遅くに、''ステーディング・オヴ・ザ・ヒルジャイアント・チーフ'' はTSRによって実際に制作、出版された最初のダンジョンズ&ドラゴンズ用の独立したモジュールとなった。TSRホビーは6つの一連のアドベンチャーを1978年に出版したが、それらは以前にトーナメントで使用されたものであった<ref name="history">{{cite web| url=http://www.wizards.com/dnd/DnDArchives_History.asp| title=The History of TSR| publisher=[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]| accessdate=2005-08-20| archiveurl=http://www.webcitation.org/query?url=http%3A%2F%2Fwww.wizards.com%2Fdnd%2FDnDArchives_History.asp&date=2008-10-04| archivedate=2008-10-04}}</ref>。TSRはその時から出版されたモジュール各々にコードを割り当てる慣行を開始し、''ステーディング・オヴ・ザ・ヒルジャイアント・チーフ'' には「G1」が割り当てられた。TSRによる様々なシリーズのモジュールに対するコードの割り当ては、1990年代まで継続された。
 
== アドベンチャーの内容 ==
標準的なアドベンチャーは基本的に「冒険一式」であり、背景情報、地図、1つ以上のプレイヤー達が遂行すべき目的に関する記述が含まれる。また、イラストが描かれているアドベンチャーもある。[[ゲームマスター|ダンジョンマスター]]はこれら既成のアドベンチャーを購入し、ゲーム・セッションでそれの一部(または全部)を使用することもできた。初期の体裁は、ボール紙製の二つ折りカバーに1冊の冊子が固定されずに挟み込まれたものであった。時が経つにつれて、体裁とモジュールに含まれる情報は多種多様に増大した。例えば[[:en:Dark Sun|en:ダークサン]]のモジュールには、上辺がらせん綴じの冊子が付属した。最終的に、系列商品におけるアクセサリー、サプリメント、モジュール間の相違は不明確になっていった。
 
モジュールには推奨される[[経験値|キャラクター・レベル]]があり、しばしばカバーに目立つように表示され、1980年代末期からはそのモジュールが配置されている[[ダンジョンズ&ドラゴンズ#背景世界|キャンペーンセッティング]]の[[ロゴタイプ|ロゴ]]も表示されるようになった。いくつかのモジュールは、出版される前に[[コンベンション (TRPG)|ゲーム・コンベンション]]で使用されたモジュールの再版あるいは改訂版であった。一部は改訂版として再版されはしたが、全ての初期のモジュール群は絶版となっている。多くの初期のモジュール群―特に版の古いもの―は今やコレクターアイテムとして大きな需要がある。
 
== モジュール・コード ==
初期のわずかな限定版モジュールを除き、ダンジョンズ&ドラゴンズの全てのモジュールには、1994年末まで英字と数字から成る英数字コードが定められていた。文字コードはその製品の何らかの観点に基づいており、それに続く数字はその系列で何番目の製品であるかを明示していた<ref name="D&Dfaq">ジャイアント・シリーズは「G」、ドラウ・シリーズは「D」など {{cite web| url = http://www.wizards.com/dnd/DnDArchives_FAQ.asp| title = ''Dungeons & Dragons'' FAQ| accessdate = 2008-10-03| publisher = [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]| archiveurl = http://www.webcitation.org/query?url=http%3A%2F%2Fwww.wizards.com%2Fdnd%2FDnDArchives_FAQ.asp&date=2008-10-03| archivedate = 2008-10-03}}</ref>。同じ英字コードのモジュール群は通常は、主題に関して、あるいは一連の連結したアドベンチャーとして、何らかのかたちで関連していた。例えば、Z1はZ2の序章であるかもしれない。あるいはZ1、Z2、Z3では冒険者達が同じような敵―例えば[[ビホルダー]]など―と戦うのかもしれない。関連してはいても、多くのモジュールは独立したアドベンチャーであり、他のいずれの関連モジュールをプレイしない場合でも単独でプレイすることが可能であった。
 
TSRはこのモジュール・コード方式をいくつかのダンジョンズ&ドラゴンズ以外のロールプレイングゲーム―''マーベル・スーパーヒーローズ'' 、''コナン・ロールプレイングゲーム'' など―で使用した。モジュール・コードは、[[ダンジョンズ&ドラゴンズ#背景世界|キャンペーンセッティング]]のロゴが表紙カバーの最も重要な特徴となった1980年代末期には重きを置かれなくなっていった。コードは1993年末までに完全に省略されるようになった。アドベンチャー・コードは、2008年の[[ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版]]用のアドベンチャーであるH1 [[シャドウフェル城の影|''キープ・オン・ザ・シャドウフェル'']] の発売と共に再導入された<ref name="H1KotS">{{cite web | url = http://www.wizards.com/default.asp?x=products/dndacc/217187400 | title = ''H1 Keep on the Shadowfell''| accessdate = 2009-02-13 | publisher = [[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]| archiveurl= http://web.archive.org/web/20090216110955/http://wizards.com/default.asp?x=products/dndacc/217187400| archivedate= 16 February 2009 <!--DASHBot-->| deadurl= no}}</ref>
 
== 関連項目 ==
* [[シナリオ (TRPG)]]
 
== 脚注 ==
{{reflistReflist}}
 
{{Template:ダンジョンズ&ドラゴンズ}}
 
{{DEFAULTSORT:あとへんちやあ (たんしよんすあんととらこんす)}}