「ヒスイ」の版間の差分

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[[不老不死]]および生命の再生をもたらす力を持つと信じられており{{要出典|date=2010年1月}}、[[古代]]においては遺体全体を玉で覆うことが行われた。[[秦]]の[[始皇帝]]の遺体も玉で覆われていたとされる。中南米の[[王族]]の墓でも同様の処置が確認される。
 
中国では、他の宝石よりも価値が高いとされ、古くから、[[腕輪]]などの[[装飾品]]や[[器]]、精細な[[彫刻]]をほどこした[[置物]]など加工され、利用されてきた。[[ニュージーランド]]や[[メソアメリカ]]では[[まじない]]の道具としても使われていた(メソアメリカでは腹痛を和らげる石として使われていた)。また非常に壊れにくいことから[[先史時代]]には[[石器]][[武器]]の材料でもあった。ヨーロッパでは翡翠で作られた[[石斧]]が出土する。[[日本]]では[[古代]]に[[糸魚川]]で産出する硬玉の翡翠が[[勾玉]]などの装飾品の材料とされ珍重されてと推定されるが、奈良時代以降その存在は顧みられなくなっていた。日本での翡翠の産出が再発見されたのは[[1938年]](昭和13年)のことである。[[2008年]](平成20年)[[北京オリンピック]]のメダルにも使われている。現在では翡翠は[[乳鉢]]の材料としても馴染み深い。
 
日本では[[5月]]の[[誕生石]]に[[エメラルド]]とともに数えられている。宝石言葉は「長寿、健康、徳」。