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XM8は、[[H&K G36]]を基本設計に、[[合成樹脂|強化プラスチック]]などの新素材を多く使用、未来を先取りしたような先進的なデザイン<ref name="用語事典 小林宏明" />をしているのが特徴である。プラスチック素材は自由な形に成型できるので、銃の形を[[人間工学]]的にデザインし、使用者の体に丁度良くフィットして自然な姿勢で射撃できるように工夫されている。そのうえ、銃の問題点である反動を軽減して命中精度を向上させることが可能である。
 
[[2005年]]に、[[アメリカ陸軍]]が次期制式[[アサルトライフル]]として同銃を発表したが、[[M16自動小銃|M16]]の製造元である[[コルト・ファイヤーアームズ|コルト]]社は[[ロビー活動]]を展開、[[アメリカ海兵隊|海兵隊]]や[[特殊部隊]]からの猛反発も重なり決定が覆され<ref name="世界の軍用銃">坂本明『世界の軍用銃』文林堂 ISBN 4893191403 pp94,95</ref>、同年4月に採用は保留とされた。その後、10月31日には正式に採用を中止し<ref name="用語事典 小林宏明" />、今後の動向は未定となった。なお、[[ヘッケラー&コッホ|H&K]]社は[[民間軍事会社]]に対し営業活動を行なっている<ref>[http://www.ex-military.jp/column/01_pmc.html http://www.ex-military.jp/column/01_pmc.html] - この記事の末尾には、H&K XM8を装備しているPMCの社員の写真がある</ref>。
 
== 性能 ==
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[[銃床|直銃床]]の設計が優れているため反動が小さく、銃口の跳ね上がりも少ないので、[[オートマチック|フルオート]]射撃でも優れた命中精度を誇り、片手でのフルオート射撃も可能としている。
 
[[M16自動小銃|M16]]系の機関部に直接発射ガスを吹き付けて作動させる方式と異なり、通常のガスピストン方式(発射ガスに押されたピストンが機関部を動作させる)なので銃内部が汚れにくい。そのため、連続2000発の射撃を行った後でもクリーニングを必要とせず<ref name="世界の軍用銃" />、汚れにも強い。事実、[[2007年]][[7月]]に行われた'''XM8'''、'''HK416'''、'''SCAR-L MK.16'''、'''M4A1'''の4挺の信頼性比較テストでは、最も優秀な成績を収めている。
 
ちなみに、テストの内容は各銃10挺を25時間にわたって汚し、その後銃を6千発発砲するというものである。