「力への意志」の版間の差分

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'''力への意志'''(ちからへのいし、英:Will to Power、独:Wille zur Macht)は、ドイツの哲学者[[フリードリヒ・ニーチェ]]の後期著作に登場する、突出した哲学的概念のひとつである。力への意志は、ニーチェの考えによれば人間を動かす根源的な動機である: 達成、野心、「生きている間に、できるかぎり最も良い所へ昇りつめよう」とする努力、これらはすべて力への意思の表れである。本人の著作では、「我がものとし、支配し、より以上のものとなり、より強いものとなろうとする意欲」<ref>ニーチェ著、原佑訳 『権力への意志』下巻、筑摩書房〈ちくま学芸文庫〉、1993年、p.216。</ref>と表現される[[思想]]である。ニーチェの著作と言われる『権力への意志』は、ニーチェの死後に遺稿を元に妹の[[エリーザベト・フェルスター=ニーチェ|エリーザベト]]が編集出版したものである。
 
直接の影響を受けたのは[[Alfred Adler]]である。[[アドラー心理学]]には力への意思の概念が反映されている。
これは[[ウィーン]]の他の[[心理療法]]学派と対照的である。それらには[[フロイト]]の[[快楽原則]](快楽への意思)、[[ヴィクトール・フランクル]]の[[ロゴセラピー]](意味への意思)などがある。それぞれは、人の根源的な動機を別々に定義している。
 
==解説==