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== 概要 ==
ミオシンIIは、2本ずつの{{仮リンク|重鎖|en|Heavy chain}}と、個々の重鎖に2本ずつの{{仮リンク|軽鎖|en|Light chain}}の、合計6本の[[ポリペプチド鎖]]からなる[[複合体]]である。はじめは骨格筋から単離された。後に、2量体を形成しないミオシンI が発見された。この際に、筋肉由来のミオシンは2つの重鎖を持ち、新しく発見されたミオシンIは重鎖を1つ持つ事から、発見された順番とは逆にナンバリングされた。これ以降に発見されたミオシンIII以降は、単純に同定された順番が反映されている。ミオシンファミリーはミオシンIIのように2量体を形成するミオシンと、ミオシンIのように単量体で働くミオシンに分けられが存在する。重鎖に結合する軽鎖の数にはファミリー間でバラツキがあり、ミオシンIIでは各重鎖に2個ずつであるが、ミオシンVでは各6個ずつ結合する。[[筋繊維]]に多量に存在し、[[筋肉]]の収縮等に関与するほか、様々なタイプのミオシンがあり、[[細胞]]の移動や[[細胞分裂]]にも関わっていることが明らかにされている。筋収縮では、II型ミオシンが関与している。
 
筋収縮は、ミオシンフィラメントとアクチンフィラメントの相対的位置変化により起こる。まず、ATPがミオシンと結合する。加水分解により、[[アデノシン二リン酸|ADP]]と[[リン酸]]に分解される。この分解で、ミオシンのヘッドの構造が変化し、アクチンに沿って移動し、新たな場所に弱く結合する。すると、リン酸が離れ、さらに強い結合となる。その後、ADPがミオシンから離れ、ミオシンの構造変化による引っ張りが、収縮となる。筋収縮だけでなく、ミオシンファミリー(Myosin IXbを除く)一般的に、ミオシンATP加水分解サイクルは、