「ステレオ放送」の版間の差分

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民放局のほとんどは2か国語放送や5.1chサラウンド放送がない限り、民放FMラジオ局のように常時ステレオ信号で流している。
 
音声多重放送によるステレオ放送を実施している分野はいくつかに絞られる。特にバラエティ番組では2010年現在においても半数程度はモノラル放送のままである。1990年代前半まではステレオ放送されるバラエティ番組はごく少数に限られていた反面、スタジオやホール内の音声はフルステレオで収録されるケースが通常であった。これに対し、1990年代中盤以降はステレオ放送される番組が以前より増えたものの、ロケ現場やスタジオ内の音声(観客の拍手や声なども含む)はモノラル音源で収録し、ミキサーや編集を通じて挿入されるBGMや効果音(歌や音楽演奏の場合は楽器の音も含む)をステレオ音源として流す簡易的なステレオ放送(モノステレオ放送)として制作されている番組が大半を占めるようになった(主に[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の『[[北野ファンクラブ]]』<ref>初回から[[1993年]][[10月29日]]放送分まで。</ref>と『[[とぶくすり]]』、[[TBSテレビ]]の『[[ムーブ (バラエティー)|ムーブ]] [[島田弁護協会]]』と『[[爆!爆!爆笑問題]]』など)。またごく一部の番組([[テレビ大阪]]の『[[メッセ弾]]』、フジテレビの『[[水10!]][[ワンナイR&R]]』、[[テレビ朝日]]の『[[やじうまプラス]]』<ref name="yajiplus">[[2010年]][[3月29日]]放送分から最終回まで。</ref>と『[[スーパーモーニング]]』<ref name="yajiplus"/>など)では、BGM・効果音なども含めて全てモノラル音源で収録・放送されるものをアナログ・デジタルとも音声信号だけステレオへ切り替えて放送していたものがあり、これらの番組も新聞のテレビ欄には「S」マークが付いていた(または付いていなかった)ものの、実質上モノラル放送であった。
 
アナログ放送では、北海道の一部の地域では1度も行われなかった(民放テレビ各局のみ。ただし、民放のFMラジオでは開局当初からエリア内全域でステレオ放送を実施している)。[[音声多重放送#整備状況]]を参照。
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なお、[[2011年]][[7月24日]]に地上アナログ放送が終了することにより、デジタル放送では音声信号が常時ステレオであるため、新聞や[[テレビ情報誌]]などに表記されていた「S」は[[7月23日]]をもって廃止された(BSデジタル放送やCSの番組欄は以前から「S」は表記されていない)。但し、5.1サラウンドステレオ放送は引き続き「SS」マークを表記している。また、モノラル放送の番組は実質上モノステレオ放送となる。
 
日本テレビ系列局は、先述の地上デジタル放送完全移行に伴い、2011年[[10月3日]]より編成上の全番組をステレオ放送化する事を発表し、同日から正式にステレオ放送が実施されている<ref>『[[あなたと日テレ]]』[[2011年]][[9月4日]]放送より<br />[http://www.ntv.co.jp/anata/prog.html あなたと日テレ 放送内容]→2011年9月4日</ref><ref>[[讀賣テレビ放送|読売テレビ]]制作や[[日テレNEWS24]]制作の番組も2011年[[10月3日]]から編成上の全番組をステレオ放送化した。</ref>。そしてフジテレビでも『[[知りたがり!]]』(現在は終了)・『[[すぽると!]]』・『[[新報道2001]]』・『[[Mr.サンデー]]』以外の報道・情報ワイド番組は全てモノラル放送(モノステレオ放送)だったが、2011年[[10月31日]]付けでステレオ放送に変更した。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
*[[ステレオ]]