「山梨県」の版間の差分

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甲府は近世の甲府城下町が商業的拠点として発達し、明治後に[[中央本線]]が開通すると[[甲府駅]]が開業し、山梨県庁舎をはじめ[[岡島百貨店]]や[[甲府西武]]などが駅前に軒を連ねたため戦後しばらくまでは甲府駅を中心に発展していった。しかし[[高度経済成長]]を迎えると県内でも[[モータリゼーション]]が進行し、同時に[[公共交通機関]]が衰退した。このため旧城下町である甲府は道幅が狭く渋滞が顕著になった甲府駅前を避ける傾向が強まり、代わりに[[高速道路]]や[[バイパス道路]]が整備された郊外に大型商業施設が次々と進出したため、[[1990年代]]より[[ドーナツ化現象]]が進行している。また中央本線の高速化や[[高速バス]]の発展により県外への[[ストロー効果]]が起こり、山梨県の商業そのものに影響を与えている。
 
外食産業の店舗数が多いことが特徴で、人口当たりで[[寿司屋]]、[[ガスト (ファミリーレストラン)|ガスト]]、[[バーミヤン (レストランチェーン)|バーミヤン]]、[[モスバーガー]]の店舗数は全国1位である<ref>[http://todo-ran.com/ 新都道府県別統計とランキングで見る県民性]</ref>。特に海が隣接していないのにもかかわらず寿司屋が多く、甲府市の中心部では100mあたり5、6店舗が並ぶところがある。山梨に寿司屋が多い理由として昔からの「海に対するあこがれ」や、元々祝いの席で必ず食べるものがなかったのでその代わりとして寿司が祝いの席の食べ物として出されるようになったことなどが挙げられている。<ref>[httphttps://archive.is/20120712015656/mainichi.jp/area/yamanashi/news/20120616ddlk19040039000c.html 追跡・発掘:山梨県民はすしがお好き? 「海へのあこがれ」根底に /山梨](2012年06月16日、[[毎日新聞]])</ref>。また、富士川町の[[鰍沢河岸]]跡からは明治期の[[マグロ]]をはじめとする大型魚骨が出土しており、江戸時代から富士山麓の駿州往還や中道往還を利用した駿河方面からの海産物移入が行われていたと考えられている。
 
富士川など高低差のある河川を利用して戦前より[[水力発電所]]が建てられ、戦後は山梨県を管轄する[[東京電力]]だけでなく[[山梨県企業局]]による水力発電所も建てられ、企業局ので発電された電気は東京電力に売却され、これが山梨県の財政の助けになっている。また、日照時間の長さを利用した[[太陽光発電]]も建てられ、[[米倉山太陽光発電所]]や[[やまなしメガソーラー]]など10MWクラスの発電所が稼働している。山梨にある発電所は水力と太陽光が大半を占めており、[[火力発電所]]や[[原子力発電所]]は皆無である。