「自動車排出ガス規制」の版間の差分
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→排ガス対策機器: 突破? |
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* 排ガス減少装置 - BCDDとも呼ばれる。[[エンジンブレーキ]]時に適量混合気や空気を追加投入する事でHCを抑制するバイパス機構<ref>[http://members3.jcom.home.ne.jp/230hb/mainte/engine/1carb.htm シングルキャブ調整 -3-2. BCDD(ブースト コントロール ディクレーション デバイス)- セドリック/グロリア 230 ハンドブック]</ref>
* [[2ストロークオイル]] - オイルの品質改良も2ストローク機関の排ガス対策には重要な要素であった。
** スズキ・SRIS - '''S'''uzuki '''R'''ecycle '''I'''njection '''S'''ystem。1972年より[[オートバイ]]の[[スズキ・GT380|GT380]]や[[スズキ・GT750|GT750]]で採用された機構で、1973年よりL50型にも採用された。アイドリング時に[[クランクケース]]下部に滞留した未燃焼オイルを加速の際に隣のシリンダーへ送り込み再燃焼させる事で、排気ガスへの未燃焼オイルの混入を軽減し、2ストローク特有の白い排気煙の減少を図った機構。後のLJ50型はこの機構に3気筒の排気干渉を利用した<ref>SJ10型ジムニー55 販売店カタログ、1976年</ref>[[チャンバー]]を組み合わせる事で、昭和50年暫定規制及び51年以降の正規規制値をも
=== それ以降の規制関連 ===
* [[三元触媒]]/酸化触媒/還元触媒 - 三元触媒として機能するためには、[[空燃比]]測定によるフィードバック制御が必須である。酸化触媒を経て登場した三元触媒は、後にほぼ全てのメーカーに採用された。
** スズキ・TC-53 - ハニカム構造の酸化触媒を二重に配置('''T'''win '''C'''atalyst)し、エアポンプで二次空気も供給する事で、2ストローク機関に置ける排ガス浄化を強化。これによりスズキは軽乗用車向けのT4A型とT5A型で昭和53年規制を
* [[排気再循環]] (EGR)
** [[NAPS]] - 日産の排ガス対策技術の総称。当初は酸化触媒を採用。
*{{仮リンク|ツインプラグ|en|Dual_ignition}}
** [[日産・Z型エンジン]] (NAPS-Z) / [[日産・CAエンジン]] (NAPS-X) - 大量のEGR化でも安定した燃焼を行う目的で、[[燃焼室]]に2本の点火プラグを配置するツインプラグによる'''急速燃焼'''技術を採用。
** スズキ・EPIC - 排気孔点火浄化装置('''E'''xhaust '''P'''ort '''I'''gnition '''C'''leaner)の意。2ストローク機関に置ける排ガス浄化を強化する為に、燃焼室と[[排気ポート]]に1本ずつの点火プラグを配置し、未燃焼ガス(HC)を再燃焼。併せてエアポンプでCOも浄化する仕組みである。1970年には既に特許を取得していた機構<ref>[http://www.iom1960.com/gs-kaihatu/epic.html スズキ軽自動車用4サイクルエンジンの開発を遅らせることになった「EPIC」 - 日本モーターサイクルレースの夜明け]</ref>であり、{{仮リンク|LC10W型|en|Suzuki_LC10_engine}}は更に前述のSRISも組み合わせられた<ref name="ozeki"/>ものが、[[アメリカ合衆国環境保護庁]]のマスキー法試験に挑んだ記録が残っている。これによると、1973年に未対策のLC10型(フロンテGX)での試験では75モデルイヤー規制値に
* [[DPF]] - ディーゼルエンジンの排気ガスから粒子状物質を捕集するフィルター
* [[エンジンコントロールユニット]](ECU) - [[エアフロメーター]]とO2センサーによる空燃比制御も排ガス規制に貢献した。
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