「ホンダ・オデッセイ」の版間の差分

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{{Otheruseslist|四輪車のホンダ・オデッセイ日本国内向け|北米向けの2代目・3代目ホンダ・オデッセイ|ホンダ・ラグレイト|ATVのホンダ・オデッセイ|ホンダ・オデッセイ (ATV)}}
'''オデッセイ'''(Odyssey)は、[[本田技研工業]]が生産、販売する[[ミニバン]]型の[[乗用車]]である。
[[ファイル:5th generation Honda ODYSSEY ABSOLUTE front.JPG|thumb|280px|right|5代目・アブソルート]]
 
== 概要 ==
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;[[1996年]]1月
:一部変更がおこなわれた。シフトレバーの形状を改善し、セカンド/サードシート上をガラストップとした「[[サンルーフ#ガラスサンルーフ|サンシャインルーフ]]」のオプション設定や、最上級モデル「エクスクルーシブ」が追加された。
;1996年[[9月2日]]
:[[モデルチェンジ (自動車)#マイナーモデルチェンジ(マイナーチェンジ)|マイナーチェンジ]]発表された(販売は翌[[9月3日]])。「L」はアルミホイールをメッシュタイプに変更、「S」をベースにオートエアコン、ルーフレール、プライバシーガラス、1列目シートのアームレストを装備した「M」の追加、両席[[エアバッグ]]と[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]]の標準装備化、コラムシフトの操作感改良、ハザードスイッチ位置の移設などが行われる。[[カーナビゲーション]]は[[道路交通情報通信システム|VICS]]対応型に改良された。同時に、停車時に2名が就寝できるFRP製のポップアップルーフを装着した「フィールドデッキ」が設定された(「S」・「M」の2グレードのみ)。なお、「M」の追加に伴い最廉価グレードの「B」を廃止した。
;[[1997年]][[8月22日]]
:マイナーチェンジが発表された。エンジンを2.3LのF23A型に変更し、フロントグリルのフェイスリフトを実施した。この他、全グレードでタコメーター付の新メーターパネルが採用され、「M」と「L」には外気温表示機能付トリップメーターも追加されたほか、電波式キーレスエントリーも標準装備された。さらに、ロアスカート(フロント・リア)や高輝度タイプ専用アルミホイール、ボディ同色のドアハンドルやサイドプロテクターなどを採用した「Sキット」をメーカーオプションとして設定した。同時に「エクスクルーシブ」は廃止された。
;1997年[[10月2日]]
:3.0L・[[V型6気筒]]エンジンの「[[ホンダ・J型エンジン|J30A型]]」を搭載した「'''プレステージ'''」が新たに追加された。FF車のみで、グレードは「VG」と「VZ」の2つからなる。
;1997年[[12月15日]]
:「M」をベースに、エアロパーツ、ボディ同色グリル・ドアアウターハンドル、ダークグレーの専用シート地とドアライニング、ブラックタイプの木目調パネルや革巻きステアリングホイールなどを装備した特別仕様車「エアロスピリット」発表された(販売は[[1998年]][[1月4日]])。ボディカラーは新色を含む4色が設定される。
;1998年[[5月25日]]
:プレステージ「VZ」をベースに、専用アルミホイール、ルーフサイドガーニッシュ&サイドシル、ブラウン系の専用内装を施した特別仕様車「リミテッド」発表された
;1998年[[11月26日]]
:新グレードとして、「M」をベースに専用アルミホイール、ライトブラウン木目調のインパネ、クロームメッキ調のインナードアハンドル、ブラウンのシート地を採用した「ファインスピリット」、プレステージ「VG」をベースにエアロパーツ、ボディ同色フロントグリル、専用ダイヤカット15インチアルミホイール、フロント電動サンルーフなどを装備した「VGツーリング」を発表。同時に他のグレードも一部改良が行われ、「エアロスピリット」は価格は据え置いたままでフロント電動サンルーフが標準装備化された。また、ボディカラーに新色を追加するとともに、オプションカラーの適応グレードを拡大し、プレステージではボディカラーに合わせてインテリアカラーを選べる「フリーチョイス」を新設。オプションの本革シートには7人乗り仕様が追加された。
;[[1999年]][[5月20日]]:
:「M」をベースに、ホンダ・ナビゲーションシステム、木目調ラジオパネル、ボディ同色フロントグリル・リアライセンスガーニッシュ・アウタードアハンドルなどを装備した特別仕様車「ナビスピリット」発表された
;1999年[[8月19日]]
:「S」をベースに、プライバシーガラス(リアドア・リアサイド・テールゲート)、ボディ同色フロントグリル・リアライセンスガーニッシュ・アウタードアハンドルを装備した特別仕様車「スマートスピリット」発表された。ボディカラーはプレステージ専用色を含む4色を設定した。
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ファイル:Odyssey-hinomaru.jpg|日の丸リムジンタクシー
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1999年[[10月18日]]、同年[[10月23日]]から開催された第33回[[東京モーターショー]]で出品されるプロトタイプの概要を発表し<ref>[http://www.honda.co.jp/news/1999/4991018.html ホンダ、「次期 オデッセイ」プロトタイプの概要を発表、第33回 東京モーターショーにて公開]ホンダ4輪製品ニュース 1999年10月18日 2013年10月27日閲覧</ref>、[[12月2日]]にフルモデルチェンジを発表(発売は2.3L車(S・M・L)が翌[[12月3日]]、V6 3.0L車(VG・VZ)は少し遅れて[[2000年]][[1月21日]])。初代の大ヒットを受け、デザインやコンセプトなどは共通化されたが、先代よりスポーティー志向の走りとなった。
 
エンジンは先代の後期型と同様のF23A型とJ30A型の2種類だが、J30A型は200PSから210PSと若干のスペック向上が図られている。トランスミッションは4速AT(2.3L)と5速AT(3.0L)が適用された。シフトレバーはそれまでのコラム式からインパネに移動され、同じコンポーネンツを持つ[[ホンダ・アヴァンシア|アヴァンシア]]と異なり、[[Sマチック]]付きのゲート式採用された。エンジンの種類に関わらず、それぞれ6人乗りと7人乗りが設定された。
 
[[中華人民共和国|中国]]や[[オーストラリア]]などでも発売された。中国仕様のみリアバンパーの運転席(左)側にリアフォグランプを装備している。先代まで販売が行われていた北米地域では、代わりとしてより大型な現地生産車が「オデッセイ」の名称を引き継いで発売され、日本でも後に「[[ホンダ・ラグレイト|ラグレイト]]」として販売が行われた。
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:助手席が電動で回転・乗降するリフトアップシートを採用した福祉車両「アルマス」が発表された(販売は[[7月17日]])。グレードは2.3L車の3グレードで7人乗り仕様のみ設定された。
;2000年[[8月31日]]]
:「M」をベースに、ディスチャージヘッドライト(ロービーム)、ボディ同色サイドガーニッシュ、本革巻ステアリングホイール、フロントツィータースピーカーなどを追加し、装備を充実しながら、カスタマイズがしやすいオーディオレス仕様とした「MQ」追加された
;[[2001年]][[2月1日]]
:「M」をベースに、MD/CD一体型プレーヤー、フロントツイータースピーカー、オーディオリモートコントロールスイッチ、ボディ同色サイドシルガーニッシュを装備した特別仕様車「サウンドスピリット」発表された
;2001年[[11月21日]]
:マイナーチェンジが発表された。ローダウンサスペンションや17インチアルミホイールなどを採用し、走行性能を高めたスポーティーモデルの「'''アブソルート(Absolute)'''」新たに追加された。また、他のグレードにおいてもフロント周りなどを変更し、低重心フォルムを強調したデザインとなった他、シート地やドアミラー形状の変更、遮音材の最適配置、アンサーバック機能付キーレスエントリーとISO FIX対応チャイルドシート固定バーの追加を行い、「L」と「VZ」にはリアカメラ付ホンダ・DVDナビゲーションシステムも装備された。
;[[2002年]][[10月24日]]
:マイナーチェンジが発表された。「S」を除く全グレードにボディ同色フロントロアスカートとサイドプロテクターを採用し、全グレードのフロントサイトターンランプとサイドマーカーレンズがクリア色に変更された。「アブソルート」は、1台当たり約1.2kg軽量化された新デザインのアルミホイールだが採用された。さらに「S」を除く全グレードでディスチャージヘッドライト(ロービーム)と自発光式メーターを標準装備し、全グレードに採用の電波式キーレスエントリーシステム用のリモコンを2個に増量した。
;[[2003年]][[2月6日]]
:「MQ」をベースに、[[ボーズ|BOSE]]サウンドシステム、16インチアルミホイール、メタルビーティング([[鍛金]])調の装備を施しながらも、ベース車に対して5万円高に抑えた特別仕様車「プレミアムサウンドスピリット」発表された
;2003年[[5月8日]]
:特別仕様車として、「アブソルート」をベースに専用ボディカラーと専用アルミホイールを採用し、メタルビーティング調パネル、本革&メタルビーティング調コンビステアリングホイールなどを装備した「アブソルート リミテッド」、「M」をベースに専用ボディカラーを採用するとともに、メタリックグレーのフロントグリル、クロームメッキアウタードアハンドル、専用木目調パネルを装備している。「ファインスピリット」発表された。「ファインスピリット」は5年振りに名称が復活した。
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ファイル:HondaOdysseyV6.JPG|プレステージ
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| 自由項目2(内容)=
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2003年[[10月17日]]、フルモデルチェンジ発表された(発売は[[10月24日]])。新開発の低床[[プラットフォーム (自動車)|プラットフォーム]]により、ミニバンとしては異例となる[[駐車場|立体駐車場]]に入庫可能な1,550mm(四輪駆動車は1,570mm)に全高が収まり、車名ロゴが初代から継続されていた「''ODYSSEY''」から「'''OdyssEy'''」に変更された。目標月間販売台数は5,000台。
 
エンジンはアコードなどと共通の[[ホンダ・K型エンジン|K24A型]](標準:160PS、アブソルート:200PS)の2種類のみとなり、先代まで続いた「プレステージ」グレードとV6エンジンを同時に廃止した。「アブソルート」のエンジンはボア・ストロークは他仕様と同一であるが、プレミアムガソリン仕様に改められた上で圧縮比が高められている。トランスミッションは「M」と「L」のFFには7速マニュアルモード付[[無段変速機|CVT]]を、「アブソルート」や「B」および「M」「L」の4WD車には5速ATを搭載。また、上級グレードにはオプションで4代目[[ホンダ・アコードツアラー|アコードワゴン]]に採用されている[[電動式リアテールゲート]]が装備され、「L」には電動格納3列目シートが標準装備された。乗員定数は7人乗りのみ。タイヤ・ホイールは「アブソルート」が前後17インチホイールを、その他のモデルは前後16インチホイールが装着された。
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;[[2004年]][[12月24日]]
:一部改良がおこなわれた。「アブソルート」は立体自発光メーターの照明色にブルーを追加するとともに、専用内装色が設定された。ボディカラーも追加された。さらに、Hondaスマートカードキーシステムをオプション設定に、「パワーユーティリティパッケージ」からAC100V電源を削除した(なお、Hondaスマートカードキーシステムのオプション化と「パワーユーティリティパッケージ」の装備内容変更は「M」にも適応)。「L」は1列目シート用i-サイドエアバッグシステムとサイドカーテンエアバッグをオプション設定にしたことで車両本体価格の引き下げを行った。また、「M」および「L」専用のボディカラーが変更された。
;[[2005年]][[6月30日]]
:「M」をベースに、リアカメラ付き音声認識Honda・HDDナビゲーションシステム+プログレッシブコマンダー、1列目シートアームレスト、木目調1列目シートセンターテーブルを装備した特別仕様車「HDDナビ エディション」発表された
;2005年[[10月31日]]
:一部改良がおこなわれた。ディスチャージヘッドランプにオートレベリング機構を、フロントフェンダーにサイドマーカーをそれぞれ追加し、それまでのHondaスマートカードキーシステムからHondaスマートキーシステムに改められ、最廉価グレードの「S」を廃止した。併せて「M」をベースに、「アブソルート」に採用されているエアロダイナミクス・カラードバンパー(フロント・リア)、エアロダイナミクス・カラードサイドガーニッシュ、カラードサイドモールディング、専用エンブレムを装備した特別仕様車「M・エアロ エディション」が発売された。
;[[20072006年]][[14113日]]
:マイナーチェンジがおこなわれた。外装・内装のデザインを変更しているが、特にリアは大幅な変更が行われ、リアコンビネーションランプは[[発光ダイオード|LED]]式となり、テールゲートガーニッシュが追加された。さらに車名ロゴの位置をテールゲート中央に変更された。また、ドアミラーは前期型がサブピラーに付いていたのに対し、後期型はドアパネルに移設のうえ[[ドアミラーウインカー]]が追加された。「アブソルート」は足回りの強化、オデッセイ初となる18インチアルミホイールの採用、フロントグリルとリアガーニッシュのクロームメッキ化、自発光式メーターの照明色統一などの変更が行われた。また、初代前期型以来となる「B」をシンプル装備と求めやすい価格設定の新廉価グレードとして復活するとともに、「M」には特別仕様車「エアロエディション」に相当する装備品をそろえた「エアロパッケージ」が追加された。さらに、ボディカラー4色、インテリアカラー3色を追加した。
;[[2007年]][[2月15日]]
:一部改良がおこなわれた。「S」を再設定するとともに、「S」にエアロフォルムバンパーやサイドシルガーニッシュなどを装備した「S・エアロパッケージ」追加された。さらに、「M」は16インチアルミホイールを、「L」はリアカメラ付音声認識Honda・HDDナビゲーションシステム+プログレッシブコマンダーを、「アブソルート」は「コンフォートビューパッケージ」の装備品がそれぞれ標準装備化された。
;2007年[[8月30日]]
:「L」をベースに、本革巻ATセレクトレバーを追加した「L・Kパッケージ」追加された。同時にリアカメラ付音声認識Honda・HDDナビゲーションシステム+プログレッシブコマンダーを装備した特別仕様車「HDDナビ スペシャルエディション」と「HDDナビ スペシャルエディション」に「エアロパッケージ」の装備を加えた「エアロ HDDナビ スペシャルエディション」を発表。前者はHDDナビ標準装備の「L」を除く3グレードに設定されており、「S」はこれに電波式キーレスエントリー一体型キーを1個追加、「M」は木目調リアドアパネルを追加装備している。後者は「S」と「M」の2グレードに設定される。
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ファイル:2006-2008 Honda Odyssey.jpg|フロント(後期型)
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| 後継=
}}
[[2008年]][[10月16日]]にフルモデルチェンジ正式発表された(発売は翌[[10月17日]])。月間目標販売台数は4,000台。
 
[[ホンダ・FCXクラリティ|FCXクラリティ]]に似たフロントマスクとなり、テールランプは、初代から継承してきた三角形から横長に変更され、車幅灯は先代後期型の[[LED]]から[[電球]]に変更された。また、4代目には新技術として、車両の挙動の乱れを安定方向にアシストする「モーションアダプティブEPS」や魚眼CCDカメラにより死角の低減や車庫入れなどの支援をする「マルチビューカメラシステム」を搭載する。
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:ホンダのミニバンとして2車種目<ref>[http://www.honda.co.jp/news/2009/4090305.html オデッセイ、国内累計販売台数100万台達成]</ref>となる「国内累計販売台数100万台達成」を達成した。
;2009年[[9月3日]]
:一部改良がおこなわれた。「M」をベースに装備内容を見直し、求めやすい価格設定にした「M・ファインスピリット」追加された。「M」は16インチアルミホイールとコンフォートビューパッケージの装備品標準装備化された(コンフォートビューパッケージについては「アブソルート」も標準装備化)。同時にこれら2グレードには「アブソルート」で採用されているエアロパーツや専用ブラック内装を施した「エアロパッケージ」も設定される。さらに、全グレードでHonda HDDインターナビシステム、マルチビューカメラシステム、テレビチューナーをパッケージングした「マルチナビパッケージ」を設定し、オプションカラーの「プレミアムナイトブルー・パール」を追加した。
;2011年[[10月6日]]
:マイナーチェンジがおこなわれた。フロントグリルやリアコンビネーションランプのデザインを変更し、テールランプとストップランプは前期型の電球からLEDに変更した。メーター内の照明色で[[エコドライブ]]度を確認できるコーチング機能を追加し、ECONスイッチが「アブソルート」にも装備された。安全面では3点式ELRシートベルトと[[ヘッドレスト]]を全席に備え、[[横滑り防止装置|VSA]]を標準装備した。全グレードでの変更のほかに、各グレードでアルミホイールのデザイン変更やパドルシフトの採用(パドルシフトは「M エアロパッケージ」・「Li」に採用)、装備の充実化などを図った。グレード体系が変更となり、既存グレードは「M」・「M エアロパッケージ」・「Li」・「アブソルート」の4グレードに整理するとともに、グレージュの内装色を採用した最廉価グレード「M・S」を追加した。
;[[2012年]][[7月5日]]
:一部改良がおこなわれた。新グレードとして、Hondaインターナビ+リンクアップフリー+プログレッシブコマンダー+ETC車載器(ナビゲーション連動)、フロアカーペット、木目調リアドアパネルなどを標準装備した「MX」、「MX」の装備に18インチアルミホイールなどを追加した「MX・エアロパッケージ」を追加した。なお、この2グレードは「平成27年度燃費基準」を達成した。
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ファイル:2008 Honda Odyssey 06.JPG|ECONボタン
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{{commonscat|Honda Odyssey}}
* [[本田技研工業]]
* [[ホンダ・アコード]]
* [[ホンダ・エリシオン]] - 3代目の派生車種
* [[ホンダ・ステップワゴン]]
* [[ホンダ・エリシオンラグレイト]] - 北米版オデッセイ
* [[いすゞ・オアシス]] - 初代のOEM
* [[ホンダ・ラグレイト]]
* [[いすゞ・オアシス]]
 
== 外部リンク ==