「ケミカルライト」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2014年2月26日 (水) 08:22 (UTC)~}}
[[ファイル:Knicklichter.jpg|thumb|300px|ケミカルライトスティック]]
'''ケミカルライト''' (chemical light) は、[[化学発光]]による[[照明器具]]の総称である。
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全般を指す通称として'''サイリューム'''、'''シアリウム''' (CYALUME, Cyalume) として呼ばれるが、これは米[[オムニグロー]]・コーポレーションの[[登録商標]]である。ほか、株式会社[[ルミカ]](旧 日本化学発光株式会社)の登録商標である'''ルミカ''' (Lumica)、'''ルミカライト'''とも呼ばれる。
 
== サイリュームという呼称 ==
[[ファイル:Partyknick.jpg|thumb|200px|曲げたケミカルライト]]
サイリュームは商品名だが、世界初のケミカルライトであり、ケミカルライト全般をサイリュームと呼ぶことが多く、これらの代名詞となっている。サイリュームは棒状のもの(ライトスティック)が主流であることから、[[電気]]式のライトスティックをもサイリュームと呼ぶこともあるが、[[ペンライト]]に分類されるものであり、発光原理は大きく異なる。又、小型懐中電灯を用いて電池式サイリウムを自作する者もいる。
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'''サイリウム'''と呼ばれることも多いが、[[英語]]の発音からは無理のある[[片仮名|カナ]]表記であり<ref>[[1991年]]の平成3年6月28日[[内閣 (日本)|内閣]][[告示]]第2号「[[外来語の表記]]」における留意事項、およびそれ以前の[[1954年]]の第2期[[国語審議会]]第20回総会での術語表記合同部会報告「外来語の表記について」で、語末(特に元素名等)の-umは原則として「‐ウム」と書くことが示されているが、これにも該当しない。</ref>、オムニグローの商品名としても誤りである。ただし、他社製品をサイリュームとして売ると[[商標権]]侵害になるので、あえてサイリウムとして売ることがある。なお、サイリウムという商標は(ケミカルライトの商標としては)登録されていない。
 
== 原理 ==
[[File:Chemical-light01.jpg|thumb|200px|色々な種類のケミカルライト]]
[[シュウ酸ジフェニル]]と[[過酸化水素]]との混合溶液の化学発光により[[蛍光]]を放つ。溶液Aを[[ガラス]]製の[[アンプル]]に入れ、そのアンプルが溶液Bとともに[[ポリエチレン]]の筒に入れ密閉されている。スティックを曲げて内部のアンプルを割ることで2液が混合される。発光のメカニズムについては[[シュウ酸ジフェニル]]を参照。
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[[緑]]、[[赤]]、[[黄色]]、[[白]]、[[青]]、[[赤外線]]などのタイプがある。通常6–8時間、長いもので10時間以上発光する。また、数分間(5分~15分)しか発光しないかわりに高い照度と輝度を有するものもあり、このタイプで代表的なものがウルトラオレンジ(UOと略す場合もある)と呼ばれるものである。<!--[[100円ショップ]]でも買うことができる。--><!--サイリュームが? ライトスティックが?-->
 
== 用途 ==
[[File:Flickr - The U.S. Army - Preparing for night Urban Warfighting Orienteering Course.jpg|thumb|right|200px|ケミカルライトを使用するアメリカ陸軍兵士]]
コンサート会場で幻想的、叙情的などの空間を演出するために用いたり、夜間の自動車トラブルや[[停電]]などの災害時、夜[[釣り]]の[[浮き]]などに利用される。
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また、地震などの災害が発生して下敷きになったなど場合、救助員に居場所を知らせる用途がある。
 
== 危険性 ==
ケミカルライトには[[過酸化水素]]が含まれており、また副生成物として[[フェノール]]ができる。そのため、この液体が目に入ったり飲んだりすると一時的に痛みが出ることがある。少量であるため水で洗うなどすれば大きな健康被害が出ることはないと言われるが、万一、目に入った場合は眼科医による診断と治療が望まれる。有害な物には違いないので、扱いには注意が必要である。また、本体が破損した場合、中のガラス製のアンプルの破片でけがをする恐れがある。
 
== 使用において ==
ルミカライト(サイリューム)は上記で述べられている通り、アンプルが[[ポリエチレン]]の筒に入れ密閉されているものである。
強く折ったりした場合には、簡単に内液がこぼれ出す恐れがある。
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さらにこれも[[円筒]]型の物に言えるが、本体は細長いため、簡単に手から抜け落ちてしまう場合もあり、飛んでいったサイリューム(ルミカライト)が他人に当たってしまうなどの恐れがあるため、注意が必要である。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www.lightstick.co.jp/ 日本オムニグロー株式会社]
* [http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf/7bf3955830f37ccf49256502001b614f/37804930472c1e6c49257337001eb1d7?OpenDocument 財団法人日本中毒情報センター - ケミカルライトについて]