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[[Image:NHGRI human male karyotype.png|thumbnail|300px|[[ギムザ染色]]を行ったヒトの男性核型]]
'''核型'''(かくけい)は、染色体を起きさ順に並べて表示した図。
 
[[常染色体]]に含まれるゲノムセット数が3つ以上ある[[多倍性]]細胞や1つずつしかない[[1細胞]]もあるが、通常は2つずつ持っている[[2倍体]]である。染色体は図にあるように大きさ順に並べて表示され、これを'''核型'''という。
 
通常は2つずつ持っている[[2倍体]]である。染色体は図にあるように大きさ順に並べて表示され、これを'''核型'''(かくけい)という。核型は染色体変異の研究や、性別など個体の[[遺伝子型]]を顕微鏡によって見やすくするなどに用いられる。染色体を見えるようにして大きさや中の模様を決定するには、[[染色]]が用いられる。染色体全体の研究は「細胞核学」として知られるのに対し、各染色体の模様は「染色体バンディング」と呼ばれる。
 
通常のヒト核型には22組の常染色体と1組の性染色体がある。通常の女性は2つのX染色体を持ち、46,XXと示される。通常の男性はX染色体とY染色体を1つずつ持ち、46,XYと示される。しかし、性染色体に過不足がある場合があり、47,XYY、47,XXY、47,XXX、45,X などが知られている。45,Y の核型は存在しないが、それはX染色体を欠いている胎児は生存できないからである。