「クリスティ・ハイテンション」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
『クリスティ・ロンドンマッシブ』第3巻刊行を反映。
『The Adventure of Poker Scandal』に関して追記、他編集。
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|レーベル=[[MFコミックス]]
|開始=[[2006年]]
|終了=[[2011年]](HT)<br />2011年 - 連載中(LM)
|巻数=全7巻(HT)<br />既刊3巻(LM)
|話数=全13章(53話)+ Extraエピソード1話(HT)
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シャーロック・ホームズの冒険譚に登場する人物および実在した人物については、適宜当該人物の個別記事も参照のこと。
=== ホープ家 ===
HTにおいて、架空のイギリス貴族ルートン[[公爵]]家の次期当主であるアレクサンダー・ホープ[[伯爵]]を当主とする一家。クリスティの伯父ウィリアムが住むベーカー街から1ブロックほどの場所に屋敷があり<ref name="Orange">< /ref>、他に[[ハンプシャー|ハンプシャー州]]にも別荘がある旨が作中で描写されている<ref name="Thor">< /ref>。
 
LMにおいては、HT最終エピソードにおいて屋敷が失われたため<ref name="Sumatra">< /ref>、ロンドン郊外のハムステッドに移っている<ref name="Russian">< /ref>。また公爵となったアレキサンダーは夫妻で領地のルートンに移っている<ref name="Russian">< /ref>。
;クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープ(作中略称 クリスティ)
:本作の主人公で、ホームズの姪の少女。HT開始時において10歳である。幼い頃から所蔵の図書や公文書を読破しており<ref name="Red">< /ref>、基礎学力はおろか物理学・自然科学・幾何学などの知識は[[ケンブリッジ大学|ケンブリッジ]]や[[オックスフォード大学|オックスフォード]]にすぐにでも入れるレベル<ref name="hyoka" group="注">『Red-Headed League』においてホープ家のガヴァネスとなったグレースによるクリスティ評。</ref>で、[[ラテン語]]の読み書きもできる<ref name="Red">< /ref>。その反面、音楽やダンス・刺繍などのレディの嗜みはまるでダメ<ref name="hyoka" group="注">< /ref>。
:両親がインドに赴任しており、一人残された寂しさから近在の伯父ホームズに認められたいとの思いから知識欲は旺盛だが、主に経験の少なさなどからそれらを体系的に組み合わせることが上手くできないことが多いため、もどかしい思いをすることもしばしばある<ref group="注">グレースは『The Adventure of the Sussex Vampire』において「思考のスピードはホームズと同等(情報の整理においては差があるが)」とクリスティを評している。</ref>。自分の行動を他人から否定されたり自分にわからない事があると、非常に機嫌が悪くなる<ref name="Red">< /ref>。
:伯父ウィリアムと同じく非常に長命<ref group="注">[[シャーロック・ホームズ]]については103歳まで生きたとする説が最も有力とされている。詳細はシャーロック・ホームズの個別記事を参照。</ref>であり、なんと21世紀初頭まで生きたと言う<ref group="注">クリスティの長寿は『The Adventure of the Sussex Vampire』においてミナ・ヴラドに「薔薇の接吻」を受けたことも大きく影響していると作中で示唆されている。</ref>。
:LMにおいては、インドからの帰国後しばらくしてハムステッドから領地のルートンに移った父公爵の名代としての役割も果たしている<ref name="Russian">< /ref>。LMストーリー開始時における年齢は17歳。
;ネルソン
:HTにおいてクリスティが飼っている大型犬。クリスティに忠実で、彼女を背に乗せて移動することもできる<ref name="Red">< /ref>。
:HTのストーリー終了後LMストーリー開始までの間に死亡しており、ハムステッドのホープ家にはネルソンの墓がある<ref name="Russian">< /ref>。
;アレクサンダー・ホープ伯爵(公爵)
:クリスティの父。ヴィクトリア女王の最後の子として設定されており<ref name="Victoria" group="注">作中でも公式にはアレクサンダーがヴィクトリア女王の子であることは伏せられている。クリスティの言によると、HT『The Adventure of the Dying Message』時点においてホープ家においてこの事実を知っているのは、夫妻とクリスティの他には執事のベンソンとメイド長のアンヌマリー、そしてクリスティにより事実を教えられたグレースで全員である。モリアーティ教授もLM『The Adventure of The crutch of aluminium』では独自の情報網から得た情報とクリティにカマをかけたことにより確証を得ることになる。</ref>、王配殿下[[アルバート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公子)|アルバート公]]がなくなった年(史実通りであれば1862年頃)に生まれ、跡継ぎに恵まれなかったホープ家(ルートン公爵家)の養子となる<ref name="Dying">< /ref>。HTのストーリー時においては、政府の役人として妻セシリアともどもインドに赴任していた。性格的には温和な反面、理想の為に実利を取る一面もある人物で、領地で狐狩りをしていた際に狩り場に紛れ込んでいたノーラを拾い、ホープ家のメイドに迎えた<ref name="Nora">< /ref>他、捕らえた海賊を英国海軍予備隊として雇い入れたりもしている<ref name="Sumatra">< /ref>。
:LMにおいては、インドからの帰国後ルートン公爵となり、クリスティをハムステッドに残して夫妻で領地のルートンに移った<ref name="Russian">< /ref>。
;セシリア
:クリスティの母。ホームズの実妹。
:ロンドンを「環境が良くない」とあまり好いておらず、クリスティが生まれてからインドに赴任する直前(クリスティ5歳時)までルートンにいた<ref name="Flying">< /ref>。インドにおいてクリスティの弟となるアレクサンダー・ホープ二世(ジュニア)を産んでいる<ref name="Sumatra">< /ref>。
;ベンソン
:HTにおけるホープ家の[[執事]]であり、クリスティの誕生以前からホープ家に仕えている<ref name="Cyclist">< /ref>。
:LMにおいては未登場であるが、クリスティのいるハムステッドの屋敷にはいない<ref group="注">単行本第1巻におけるノーラ・バーサ・グラディスの会話の中で、ハムステッドのホープ家にいるのは女性だけである旨が語られている。本作の舞台がイギリスであることから「執事」は「[[バトラー]]」の意で用いられていると考えられるため、ホープ家の主人であるアレクサンダーについてルートンに移ったとも考えられる。</ref>。
;コネリー夫人
:HTにおけるホープ家の[[ハウスキーパー]]で、アンヌマリーたちメイドを監督する立場にある。クリスティが生まれた頃からホープ家におり、当時はメイド長だった<ref name="Cyclist">< /ref>。フェンシングの心得があり、『The Adventure of the Giant Rat of Sumatra』においてホープ邸がサグによる襲撃を受けた際にその技前を披露した。
:LMにおいては、ホープ家を離れクリスティが出資して設立したメイド養成学校の校長となっている<ref name="Maid">< /ref>。
;アンヌマリー・ホプキンス
:HTにおけるホープ家のメイド長で、クリスティの侍女<ref name="Mazarin">< /ref>。その立場から、時に暴走しがちなクリスティとノーラのストッパーとして2人に振り回されがちであるが、二丁拳銃使いの一面も見せ、いざと言う時には冷徹に障害を排除することを厭わない<ref name="Red">< /ref>。
:自身曰く「法が施行されないところ」の出身であり、その生い立ちから寝る時も枕の下に銃を置いて離さない<ref name="BaskerVilles">< /ref>。アメリカ合衆国南部[[ジョージア州]][[アトランタ]]近郊のゲインズビル生まれで、父は宣教師、母は日曜学校の教師<ref name="Orange">< /ref>である。生家の周囲にコヨーテがよく出没したため、幼少時より銃の扱いに慣れていた<ref name="Orange">< /ref>。少女期(1869年頃)に両親を[[クー・クラックス・クラン|KKK]]の襲撃により亡くしており、彼女1人で復讐を果たした過去がある<ref name="Orange">< /ref>。この出来事は現在でも彼女の[[心的外傷]]になっており、オレンジの種を見ただけで正体を失ってしまうほどである<ref name="Orange">< /ref>。
:ガンフリークの傾向もあり、ワトソンから借りたカートリッジ式リボルバーを使った際には感激していた<ref name="Sumatra">< /ref><ref group="注">もっとも、この時代に一般的に使われていたのはパーカッション式(薬莢を使わず、弾倉に直接「弾丸・火薬・雷管」を手作業で仕込む方式)なので当然と言えば当然。</ref>。
:LM開始時においては、ホープ家を辞しデクスター刑事(LMストーリー開始前に警部補に昇進)と結婚<ref group="注">結婚により姓が変わっているはずであるが、結婚後の姓名についてはLM第1巻まででは描写されていない。</ref>、1児(女児)の母となっている<ref name="Russian">< /ref>。2人目の子供も身ごもっており、『The Adventure of The crutch of aluminium』ラストで出産した。また、クリスティがオーナーの女性用下着の既製品販売会社の経営を任されている<ref name="Aluminium">< /ref>。
:『[[砂の薔薇]]』に登場した真理子・ローズバンクとヘルガ・ミッターマイヤーを基にしたスター・システムキャラである。
;ノーラ
:HTにおけるホープ家のメイド。育ちが余り良くないため読み書きができず、はすっぱな物言いをするが、クリスティへの忠誠心は強く努力家の一面も見せる<ref name="Thor"></ref>(後にグレースの指導により、書物や新聞の読みに関してはある程度できる様になった<ref group="注">『The Adventure of the Dancing Men』においてグレースは「ノーラを教えていると家庭教師としての仕事をしていると感じる(本来の相手であるクリスティに教える知識はないため)」との趣旨で感想を述べている。</ref>)。クリスティとは姉妹のように仲が良く「お嬢」と呼ぶことが多い<ref group="注">『Mazarin Stone』他参照。HTのストーリー開始当初は、メイド長としての立場もありクリスティの呼び方につきアンヌマリーに注意されていた。</ref>。
:スネークタン(蛇の舌)と呼ぶ、先端が二股に割れた対人用の鞭(フルグラム)の使い手で、寝るとき以外は手元から話さない<ref name="Thor">< /ref>。
:幼少時、孤児だった所を流れ者の一家に拾われ、盗みを覚えさせられこき使われる<ref name="Nora"></ref>。鞭の技を取得したのは一家が暴徒の手で皆殺しにされて以降である。少女期に、ホープ家の敷地内で許可なく猟をしていた所をクリスティの両親と出会った事がきっかけでホープ家のメイドに迎えられ、現在に至る<ref name="Nora"></ref>。好みの男性はホームズらしい<ref group="注">『The Hound of the BaskerVilles』において危機時にホームズに助けられて以来、意識している描写が見られる。『The Adventure of Russian Old Woman』におけるノーラによる好みの男性の表現も、ホームズの特徴と一致している。</ref>。
:LMにおいては、アンヌマリーに替わってハムステッドのホープ家のメイド長として、バーサ・グラディス・アネットらLMから登場したメイドを含め総勢8名のメイドを束ねる立場となっている<ref name="Russian">< /ref><ref group="注">ハムステッドのホープ家においてはHTにおけるコネリー夫人のようなハウスキーパーもベンソンのような執事もいないことから、エイミーがコック長を務める厨房以外についてはノーラがクリスティに代わって屋敷を仕切る形となっている。</ref>。
:『砂の薔薇』に登場したアイリーン・サンダースを基にしたスター・システムキャラである。
;グレース・アメリア・ダンバー
:HT第2章にて容疑者として初登場。HT第3章にてホープ家の[[ガヴァネス]](住み込み家庭教師)の職を紹介されて以降はホープ家の一員としてレギュラーの登場人物となる<ref group="注">グレースについては、HT第2章の時点では原作たるシャーロック・ホームズシリーズの登場人物、HT第3章以降については本作オリジナルの登場人物という二面性を有していることとなる。</ref>。
:クリスティのガヴァネスという立場であるが、知識については教えることは何もないので当惑している<ref name="Red">< /ref>。しかし、クリスティが経験の不足から未だ身に着けていない、豊富な知識を如何に効果的に組み合わせていくかなど、思考方法についての助言を与えている<ref name="Red">< /ref>。音楽や刺繍などクリスティが不得手としている部分については、それらは職業化されているので不得手なクリスティ自身が嗜む必要は必ずしもないと発言するなど、物語の当時としては先進的な考えの持ち主として描写されている<ref name="Red">< /ref>。穏やかで温和な性格であると同時にしっかり者の一面も見せ、アンヌマリーと共に、時に暴走しがちなクリスティとノーラを抑える役割も担う。
:LMにおいては、ホープ家を離れヴィクトリア女王の秘書官となっている<ref name="Russian">< /ref><ref group="注">HT番外2『The Adventure of the Dying Message』において、グレースにヴィクトリア女王からのスカウトがある可能性につきクリスティが言及している。HT終了後にスカウトがあったとすればそれに応えた形となるが、グレースの秘書官就任までの詳細については作中で未だ語られていない。なお、同様のスカウトはアンヌマリーも過去に受けており、クリスティの発言はこれを踏まえてのものである。</ref>。
:『[[クレオパトラD.C.]]』に登場したティナ・バダムを基にしたスター・システムキャラである。
;エイミー・ビリンガム
:HTにおけるホープ家の新料理長。イギリス人であるが生まれたのはフランスで[[ロシュフォール (シャラント=マリティーム県)|ロシュフォール]]育ち<ref name="Orange">< /ref>。エイミー本人は貨物船の船長である父について世界を回り、各地の料理を身につけたと語っており、どこかの大使館の料理人になっていたこともあるとしている<ref name="Orange">< /ref>。LMにおいてもハムステッドのホープ家においてコック長を務めている<ref name="Russian">< /ref>。
;バーサ
:LMより登場したハムステッドのホープ家のメイドで、コネリー夫人のメイド養成学校の出身である<ref name="Maid">< /ref>。
:陰気臭い顔立ちで、それが嫌われてどこへ奉公しても長続きせず、コネリー夫人の嘆願もありクリスティの元へ預けられる<ref name="Maid">< /ref>。クリスティのお供でスコットランド・ヤードに赴いた際に、デクスター警部補に「ノーラよりさらに眼つきが悪い」と評されている<ref name="Russian">< /ref>。
:[[召喚魔術]]により様々な使い魔を召喚する能力を持っている<ref name="Russian">< /ref>。
;グラディス
:LMより登場したハムステッドのホープ家のメイドで、コネリー夫人のメイド養成学校の出身である<ref name="Maid">< /ref>。
:性格は明朗というより粗野で、毎朝全裸で[[乾布摩擦]]をする困った癖があり、派遣先の屋敷のメイド達に迷惑がられたため、コネリー夫人の嘆願もありクリスティの元へ預けられる<ref name="Maid">< /ref>。
:怪力の持ち主で、ナイフの刃を素手で曲げたりマンホールの蓋を投げつけたり、果ては[[ガス灯]]をねじり壊して[[火炎放射器]]代わりにすることさえできる<ref name="Russian">< /ref>。
;アネット
:LMより登場したハムステッドのホープ家のメイド。コネリー夫人のメイド養成学校の出身<ref name="Maid">< /ref>。
:顔つきや体つきが魅力的で、その容姿のせいで派遣先の屋敷でトラブルが頻発したことから、コネリー夫人の嘆願もありクリスティの元へ預けられる<ref name="Maid">< /ref>。
:[[邪視|邪眼]]の持ち主で、自らの瞳を見た相手を金縛りにし一時的に操ることができる<ref name="Russian">< /ref>(普段は目を閉じている<ref name="Russian">< /ref>)。
 
=== ベーカー街 ===
;ウィリアム・シャーロック・スコット・ホームズ(作中略称 ウィル)
:クリスティの伯父(母の兄)で高名な探偵。ロンドンは[[ベーカー街221B]]に住む。クリスティやワトソンにはウィルと呼ばれている。クリスティが尊敬し認められたいと思っている人物で、思考の回転も速く、依頼から瞬時に結論に至る場合が多い。
:事件に首を突っ込みたがるクリスティに手を焼いているものの、能力は買っている様子である<ref name="Dancing">< /ref><ref name="Napoleons">< /ref><ref group="注">本作におけるエピソード『The Adventure of the Dancing Men』や『The Adventure of the Six Napoleons』ではホームズの手を借りずにクリスティが自力で事件を解決に導いているが、『The Adventure of the Dancing Men』ではクリスティをホームズは「よくやった」と褒め、『The Adventure of the Six Napoleons』では事件の顛末をワトソンから聞かされたホームズは口調とは裏腹に大変嬉しそうな様子で描写されており、ワトソンにからかわれていた。</ref>。
:<i>[[シャーロック・ホームズ]]も参照。</i>
;ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン
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=== スコットランド・ヤード(ロンドン警視庁) ===
;グレグスン警部 (警視)
:HT第3章『Red-Headed League』より登場<ref group="注">グレグスン警部として作中で名を呼ばれるのは、『The Adventure of the Dancing Men』にてワトソンにより呼ばれるのが初となる。</ref>。自分の手に余る事件をたびたびホームズに持ち込み意見を聞いている。ホームズとは個人的な親交があるか、あるいは事件解決の助力を請う立場の弱さゆえか、ホームズからクリスティのヤード資料庫の閲覧を依頼される<ref name="BaskerVilles">< /ref>。
:一時期警察学校の校長を務めていたが、LM『The Adventure of Poker Scandal』にて警視に昇進し署長となった<ref name="Poker" />。
:<i>[[トバイアス・グレグスン]]も参照。</i>
;アーサー・デクスター刑事(警部補・警部
:HT第6章『The Hound of the BaskerVilles』より登場。刑事課所属。ヤード資料室からクリスティをホープ家に送る役目をグレグスンから言い付かるが、その際出合ったアンヌマリーが気になる様子<ref group="注">デクスターは『The Hound of the BaskerVilles』でアンヌマリーと顔を会わせて以降の各登場エピソードでアンヌマリーを意識する描写が見られる。『The Adventure of the Giant Rat of Sumatra』においては、危機を脱したアンヌマリーを見かけたデクスターがアンヌマリーを抱きしめる描写もある。</ref>。デクスターについては「スコットランド・ヤードの刑事の中ではかなり筋がよい」旨をホームズが評している<ref name="Famous">< /ref>。
:LM開始時においてはアンヌマリーと結婚し1児の父となっている<ref name="Russian">< /ref>。またLMストーリー開始時の前週に警部補に昇進した旨をワトソンが語っている<ref name="Russian">< /ref>。『The Adventure of The crutch of aluminium』ラストで2児の父になった。またLM『The Adventure of Poker Scandal』にて警部の階級で呼ばれている<ref name="Poker" />
 
=== その他複数話に登場する人物 ===
;アマンダ・チェルシー・ハリエット
:ハリエット[[子爵]]の三女。クリスティと同年である<ref name="Sussex">< /ref>。
:HT第4章『The Adventure of the Sussex Vampire』にて初登場。自邸でパーティを主催し、クリスティを招待する。パーティにはミナ・ヴラドも招待されており、クリスティとミナが出会うきっかけを作った形となった。
:また、HT番外4『The Adventure of the Famous Trainer』では自邸でカナリアをクリスティら女の子に披露しており、ウィルソンのカナリア店の存在をクリスティに紹介する形となっている。HT番外5『The Adventure of the Giant Rat of Sumatra』では、カナリアに替えて飼い始めた[[ドードー鳥]]をクリスティにプレゼントしている<ref group="注">ドードー鳥について、クリスティは実態としてはアマンダの手に負えなくなったため、プレゼントという形で厄介払いしたものと推測している。</ref>。
:一時期はパリに移り住んでいたが、LM『The Adventure of Poker Scandal』にてロンドンに戻ってきた旨が描写されている<ref name="Poker" />。
;マイクロフト・ホームズ
:シャーロックのすぐ上の兄。「イギリス政府の重要な仕事を任されている」(ヴィクトリア女王の弁)が、クリスティ曰く「変人」で「いつも朝から晩までクラブにいていつ仕事をしているの?」という人物<ref name="Dying">< /ref> 。その後のエピソードで、ホームズによって政府の情報部に属している旨が明かされた<ref name="Famous">< /ref>。なお、本作では行動派で、ステッキを振う立ち回りまで演じている。
:<i>[[マイクロフト・ホームズ]]も参照。</i>
;ジェームズ・モリアーティ
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;イーアン
:「教授」のメイド兼腹心。投げナイフの達人である。
:孤児であり、[[赤痢]]にかかったことから孤児院を放り出されたところを偶然通りかかったモリアーティに助けられ、以後モリアーティに忠誠を誓っている<ref name="Aluminium">< /ref>。
 
=== 各話の登場人物 ===
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:[[アナキズム|無政府主義者]]の暗殺者。ハンガリーでの外交会談で爆弾を用いて3国の[[外務大臣|外相]]を暗殺し、次のターゲットとしてヴィクトリア女王の暗殺を予告した。
:初代「黒のゼウス」は爆発物のエキスパートであったが既に故人となっている。
 
==== 『The Adventure of Poker Scandal』 ====
(LM第3章『ポーカースキャンダル』)
;エイドリアン・レイトン男爵
:身を持ち崩した貴族。クラブでのポーカーで生活費を稼いでいる状態である。
:全財産を賭けたアップウッド大佐との勝負に敗れ、その夜自宅で首を吊って死亡しているのを発見された。
;トーマス・アップウッド大佐
:クラブではポーカーの腕前について、ここぞという勝負では負けない強いプレイヤーと評されている。
 
== 既刊一覧 ==