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'''サクラマス'''(桜鱒、 ''O. masou'' )は、[[サケ目]][[サケ科]]に属する[[魚類|魚]]。'''[[ヤマメ]]'''、'''アマゴ'''は、それぞれサクラマス、サツキマスの河川残留型(陸封型)に対する呼称である。[[太平洋]]北西部を中心に分布するが、北から順に、[[オホーツク海]]沿岸から[[朝鮮半島]]・[[北日本]]まで分布する。いくつかの[[亜種]]が知られ[[琵琶湖]]の'''[[ビワマス]]'''、[[南日本]]・[[西日本]]の'''[[サツキマス]]'''、[[台湾]]の'''[[タイワンマス]]'''がいる。名前
== 形態および生態 ==
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=== 漁業 ===
沿岸漁業では、ますひき釣り、刺し網、一本釣りで捕獲され<ref name="fis023"/>、遡上する河川の河口付近で行われる小型定置網漁、遡上中の河川では渡し網漁やヤナなどで捕獲される。シロザケより脂質の多い肉質と漁獲期が競合せず春期に漁獲されることからシロザケよりも商品価値が高い。沿岸寄りを回遊する性質が強いとされ、実際に北海道の定置網漁では[[富山県|富山]]、[[新潟県|新潟]]、[[岩手県|岩手]]などの地域で降海した個体も捕獲されていることが、標識放流された稚魚の捕獲データから確認されている。この事が富山や[[福井県|福井]]などでの回帰率を低くしている一因となっている可能性が有る。なお、富山名産の「[[鱒寿司]]」に使われるのもは本来サクラマスであるが、近年は鱒寿司の需要の増加とサクラマスの漁獲減少に伴い、別種の鱒(カラフトマス)が使われることもある。
=== 養殖と放流 ===
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