「ヴェネツィア派」の版間の差分

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== 素描の特徴 ==
基本的ヴェネツィアでは他のイタリア諸国と比べて、素描が重視される割合が少なかった<ref name=c1500>[http://megalodon.jp/2014-0314-1139-14/www.visual-arts-cork.com/history-of-art/venetian-drawing.htm Venetian Drawing (c.1500-1600)]</ref><ref name=colorito>[http://megalodon.jp/2014-0314-1144-42/www.visual-arts-cork.com/painting/colorito.htm Colorito: Venetian Renaissance Painting]</ref>。そのため大部分のヴェネツィア派よるデッサンは、今日の巨大な美術館でも残っていないことが多い<ref name=c1500></ref>。特定の絵画の準備制作に捕らわれないヴェネツィア派は、最初からキャンヴァスに油彩具で描くこともあるが、素描するケースも存在する。その際絵画的効果を追求するためことに特化していることもあるおり<ref>[http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/research/journal/bk2013/pdf/no10_04.pdf 松井美智子「エル・グレコとヴァザーリ(I)─初期男性裸体素描の再検討を中心に」]、39頁。</ref>、砕けた形状や陰影と明暗、詳細より場の空気を描くことに重点を置いている<ref name=linetolight>[http://megalodon.jp/2014-0314-1106-51/https://www.getty.edu:443/art/exhibitions/renaissance_drawings/ The J. Paul Getty Museum From Line to Light: Renaissance Drawing in Florence and Venice]</ref>。
具体例として取り上げられるものを以下にる。
*; 灰色を帯びた青く染めた紙
: ヴェネツィアの製図師たちによって一般化された<ref name=linetolight></ref>。前述した効果に適応している<ref name=linetolight></ref>。これによってペンとインクとブラシによる詳細なデッサンが描かれるようになった<ref name=linetolight></ref>。
*; 木炭
*; 白と黒のチョーク
: 紙より後に受け入れられ、特に黒いチョークは幅広い表現力と陰影の強度が表現できるようになった<ref name=linetolight></ref>。
 
== 建築の特徴 ==