「リゾット」の版間の差分

'''リゾット'''(Risotto)はもともと[[イタリア]]で食べられてきた[[ムギ|麦]]類の料理に[[東洋]]（中東）から伝播した[[米]]が融合した[[料理]]である。イタリアでは下記の料理法で調理した米料理のみを指すがし、[[フランス]]では[[ピラフ]]の別名として用いられてきた。

「リゾット」は米(Riso)と最高（ottimo）を合わせた造語から、料理された米（Riso+cotto）からなど諸説あるが、語源は定かではない。

イタリアは中世から[[ポー川]]を利用して[[稲作|水稲栽培]]に成功した地域であり、[[スペイン]]と並んで米を生産するヨーロッパで数少ない国の一つである。長い間、米料理はイタリア北部に限定され、そのほとんどは、米をバターで炒め、スープと[[サフラン]]を加えて炊いたモノであった。これがリゾットの原型である。しかし、[[第二次世界大戦]]後はイタリア全土に普及し、今日ではイタリアのどこのレストランのメニューにも登場する。