「自由度」の版間の差分

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== 熱力学 ==
[[熱力学]]では、[[熱力学的平衡|平衡]]状態で自由にとることのできる[[状態変数]]の数を示す。
 
一番簡単な 1 成分 1 相系では、自由度2。すなわち 2 個の状態変数([[温度]]と[[圧力]]、温度と[[体積]]、など)で状態を記述できる。
 
''c'' 成分 ''p'' [[相]]が平衡状態で存在する場合には、自由度は2+c-p 2 + (''c - p'' ) となる([[相律]])。この場合には、2 個の'''状態変数'''に加え、'''各成分の割合'''(から相の数を引いたもの)'''で状態を記述できる。
 
== 統計学 ==
[[統計学]]では、各種の統計量に関して自由度が定義される。
 
大きさ ''n'' の標本における観測データ (''x'' <sub>1</sub>, ''x'' <sub>2</sub>, ..., ''x'' <sub>''n''</sub>'' ) の自由度は ''n'' とする。それらから求めた標本[[平均]] <math>\bar{x}</math> についても同じ。
 
[[不偏分散]] <math>s^2 = \frac{\sum_{i=1}^{n}(\bar{x} - x_i)^2}{n-1} </math> については、<math>\bar{x} = \frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n}x_i </math> という関係式(ここで <math>\bar{x}</math> は母集団平均 ''μ'' の推定量である)があるから、自由度は 1 少ない ''n'' - 1 となる。そのため分母には ''n'' - 1 を用いている。
 
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