「勧善懲悪」の版間の差分

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== 日本における「勧善懲悪」の歴史 ==
近世[[江戸時代]]に、[[儒教]]で見られる政治や道徳に対する思想と、[[江戸幕府]]が打ち出した政治や道徳観の教育・方針の影響を受けて生まれた[[理念]]である。江戸時代後期の文学作品によく用いられ、特に読本や[[人情本]]、[[歌舞伎]]などの作品に多く散見される。[[曲亭馬琴]]の『[[南総里見八犬伝]]』などが、勧善懲悪の代表作品としてよく挙げられる。
 
一方、『[[小説神髄]]』で[[坪内逍遥]]などは、勧善懲悪を説く小説を'''勧懲小説'''と呼び、時代遅れの産物であると否定している。なお同書中において坪内は、[[模写小説]]にて[[人情]]を著す方を尊んでいる。
 
==脚注 ==