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結局連邦議会は、記号ではなく連結接続詞"a"を用いた「チェコおよびスロバキア連邦共和国」(チェコ語 : Česká a Slovenská Federativní Republika、スロバキア語 : Česká a Slovenská Federatívna Republika)とする改正法案を[[4月20日]]に可決。1カ月足らずで国名を再変更した。記号を用いないことにしたため、チェコ語とスロバキア語の正書法では本来、最初の単語の先頭一字のみが大文字となるものの、スロバキア人議員が「チェコは大文字でスロバキアは小文字になるのか」と反発したため、例外的に接続詞を除くすべての単語の先頭を大文字とすることで決着した。
 
その後も政界では連邦国家のあり方をめぐる論争が続いた結果、両国は[[1993年]][[1月1日]]に連邦制を解消したため、国名表記を巡る問題は収束した。しかし地域名称および歴史名称の「チェコスロバキア」については、チェコ語ではその後も従来どおりの"Československo"を用いている一方、スロバキア語ではスロバキア科学アカデミー言語学研究所が、論争の最中の[[1990年]]春に"Česko-Slovensko"を正式とする新しい正書法を提唱したため、現在はこの表記が一般的に使われている。
 
== 参考文献 ==