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『'''弟切草'''』('''おとぎりそう''')は、[[チュンソフト]](現[[スパイク・チュンソフト]])より発売されたゲームソフト。また、その関連する映画や小説など。
== 概要 ==
本作品はチュンソフトの自社ブランドの処女作であると同時に、同社が打ち立てたサウンドノベルシリーズの第一作でもある。脚本と監修には、脚本家の[[長坂秀佳]]を起用。この作品によってサウンドノベルというジャンルが確立し、その後の[[アドベンチャーゲーム]]の在り方に多大な影響を与えた。特に、一度エンディングを迎えた後に再プレイすると、ゲーム中の選択肢が増え新たなシナリオに分岐するという、何度もプレイすること(周回プレイ)を前提にしたゲームデザインは本ソフトが確立した。
実在する同名の植物、[[オトギリソウ]]をモチーフに描かれるホラータッチのストーリーは、ほぼ同じシークエンスで構成される10数本のストーリーから成り立
スーパーファミコン用ソフトとして発売されたのを始めとし、後に[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]用ソフトとしてリメイクされ『'''弟切草 蘇生篇'''』('''おとぎりそう そせいへん''')のタイトルで発売された。ムービーシーンの追加やシナリオの大幅な加筆修正に加え、『[[街 〜運命の交差点〜]]』から取り入れられたザッピングシステムにより、主人公から奈美の視点に切り替えてストーリーが進められる。
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== ゲーム内容 ==
背景として森林や館などが描かれた一枚絵の上に、ストーリーが文字で表示されていくスタイルとなっており、プレイヤーは文字を読みながら時折出現する選択肢を選ぶ
ストーリーは古びた洋館にたどり着いた男女が館の中で様々な体験をするもので、選んだ選択肢によってストーリーや人物像が大きく変わるのが本作の特徴である。また、選んだ選択肢によって最後にたどり着くエンディングが異なっており、プレイする度に全く新しいストーリーが展開されるようになっている。▼
▲ストーリーは、ドライブ中事故を起こし、古びた洋館にたどり着いた
サウンドノベルの名称の通り、スーパーファミコン内蔵のPCM音源によって、ドアの開閉の音や水槽の水の音など実際の生活音をサンプリングして使用している事で、臨場感を高めている。▼
本作では一定の条件を満たすと最初の選択画面の栞の色がピンク色になり、これが'''「ピンクのしおり」'''と呼ばれ後の同社のサウンドノベルゲームでも必ず使用されるなど定着した。▼
== キーワード ==
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