「チェコ語」の版間の差分

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その複雑さから、チェコ語は習得の困難な[[言語]]と言われることが多い。その複雑さは[[形態論]]の豊富さ(200以上の語形を持ちうる語もある)や非常に自由な語順([[節 (文法)|節]]内の全ての[[組み合わせ]]が許されることもある)のためである。これらの特徴は[[ロシア語]]を始めとする[[スラヴ語派|スラヴ語]]に共通して見られる特徴である。
 
チェコ語の[[音韻論]]も多くの外国語話者にとって非常に難しいものであろう。例えば、''zmrzl'', ''ztvrdl'', ''scvrnkl'', ''čtvrthrst''のように[[母音]]を持たないように見える語もある。しかし、[[子音]]である ''l'' や ''r'' が自鳴音として機能し、母音の役割を担っているのである。似たような現象は[[サンスクリット]]にも見られる。[[英語]]でも''l'', ''m'', ''n''が特に語末で、音節の核を成す。これらを「[[音節|成音節子音]]」という。''[[Strč prst skrz krk]]''のように、母音をひとつも持たない文も存在し得る。チェコ語に独特であると言われ、外国人が発音するのが極めて困難な[[音素]]である子音 {{Lang|cs|''ř''}} も特徴の一つである(この音はスロヴァキア語など他のスラヴ語には無く、代わりに ''ä'' があるない。また、この ''ř'' の音は、チェコにおいても子供達がなかなか習得出来ない音でもあり、現地の小学校では、この音を発音出来ない子供達にそれを習得させるためだけの特別の授業が行われている)。
 
== 形態論 ==