「襟裳岬」の版間の差分
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== 地理 ==
日高山脈の南端部に位置するものであり、沖合い
風が強いことで知られる。風速が計測できる全国900以上の山岳を除くアメダス地点で、年平均風速がもっとも大きいのが襟裳岬の観測地点である。1981
岬上の[[襟裳岬灯台]]は海抜73 mに位置し、光達22[[海里]]。[[1889年]]に初点灯した。他に[[霧笛]]が備えられている。[[2009年]][[4月10日]]までは無線方向探知局も備えられていた。沖合で暖流の[[黒潮]](日本海流)と寒流である[[親潮]](千島海流)とがぶつかり、[[霧|濃霧]]が発生しやすいためである。また強風が吹きやすいことでも知られる。
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そのため[[林野庁]]は[[1953年]]以降[[治山]]事業を開始。まず、草本の種子を蒔き、風を防ぐため[[海藻]]で覆うことにより最終的に草本[[緑化]]を完了。その後、防風垣で覆った上で[[クロマツ]]を中心とした植林が行われ、[[1999年]]度末で、荒廃地面積のほぼ89%にあたる170ヘクタールの木本緑化を終了した。
[[緑化]]の経緯は、[[日本放送協会|NHK]]の番組[[プロジェクトX〜挑戦者たち〜|プロジェクトX]]で取り上げられている([[2001年]]3月放送、[[プロジェクトX全放送作品リスト#2001年|プロジェクトX全放送作品リスト]]参照
[[2006年]]9月には[[明仁|天皇]]・[[皇后美智子|皇后]]の[[行幸|行幸啓]]があり、植林されたクロマツ林を見学されている。襟裳岬に立つ碑には、後に植林の苦労を偲び詠んた歌が刻まれている。
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