「アザワド独立宣言」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
22行目:
 
== 背景 ==
1960年にマリ共和国が独立して以降、遊牧民[[トゥアレグ|トゥアレグ族]]は反政府闘争を続けてきた。また、トゥアレグ族は、マリのほかニジェールにもいるが、彼らの中にはリビアでカダフィの傭兵として働いていた者が多数いた。こうした者たちが[[2011年リビア内戦]]によるカダフィ政権の崩壊によって、高性能の武器をとともにマリに流入・帰還した結果、軍事力はさらに強化された。やがてトゥアレグ族は「アザワド解放民族運動」(MNLA)を組織し、2012年1月中旬より新たに独立を求め蜂起。武器や資材が不足する政府軍を相手に戦いを有利に進め、3月22日には政府軍の一部が[[マリ軍事クーデター (2012年)|クーデター]]を起こすに至った<ref name=afpbb20110322 />。
1960年にマリ共和国が独立して以降、遊牧民[[トゥアレグ|トゥアレグ族]]は反政府闘争を続けてきた<ref name=afpbb20110322>{{Cite news
|url=http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2867107/8680748
|title=マリでクーデター、反乱軍が大統領府制圧 憲法停止表明
|work=AFPBB News
|publisher=[[フランス通信社]]
|date=2012-03-22
|accessdate=2012-04-07
}}</ref>。[[2011年リビア内戦]]に参加したことにより戦闘経験を積み、高性能の武器を手に入れ持ち帰ることで、その軍事力をさらに強化した<ref>{{Cite news
|url=http://sankei.jp.msn.com/world/news/120120/mds12012023010001-n1.htm
|title=反政府勢力45人殺害 マリ、元カダフィ派か
|work=MSN産経ニュース
|newspaper=[[産経新聞]]
|date=2012-01-20
|accessdate=2012-04-07
}}{{リンク切れ|date=2012年11月}}</ref><ref name=afpbb8735244>{{Cite news
|url=http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2869930/8735244
|title=西アフリカのマリ、反政府勢力MNLAが北部独立を宣言
|work=AFPBB News
|publisher=[[フランス通信社]]
|date=2012-04-06
|accessdate=2012-04-06
}}</ref>。やがてトゥアレグ族は「アザワド解放民族運動」(MNLA)を組織し、2012年1月中旬より新たに独立を求め蜂起。武器や資材が不足する政府軍を相手に戦いを有利に進め、3月22日には政府軍の一部が[[マリ軍事クーデター (2012年)|クーデター]]を起こすに至った<ref name=afpbb20110322 />。MNLAはこの混乱に乗じ、[[ガオ (都市)|ガオ]]、[[キダル]]、[[トンブクトゥ]]といった主要都市を支配下に収めていった<ref>{{Cite news
|url=http://sankei.jp.msn.com/world/news/120403/mds12040300340000-n1.htm
|title=マリ北部の要衝すべて制圧 遊牧民の反政府勢力
|work=MSN産経ニュース
|newspaper=[[産経新聞]]
|date=2012-04-03
|accessdate=2012-04-07
}}{{リンク切れ|date=2012年11月}}</ref>。
 
== 独立宣言 ==