「真剣師」の版間の差分

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==概要==
[[将棋]]や[[囲碁]]、[[すごろく|盤双六]](盤双六)といったゲームは古くから賭博としても行われており、そのなかで賭け事によって生計を立てる者が現れた。それが真剣師である。彼らは好事家を旦那衆(スポンサー)として持っていたり、遊戯の稽古をつけて日銭をかせぐこともあった。いわゆる職業としての将棋指し、碁打ちなどが確立していない時代のアマ強豪には、真剣師が少なからず存在していた。近代になって競技協会が設立されると、真剣師からプロ棋士、プロ雀士となった者もいる。
 
こういった賭け事にはイカサマがつきものであり、「[[麻雀の不正行為|積み込み]]」や「石や駒などを隠し持つ」ということも時たまり、トラブルに発展しようである事例も少なくない
 
現在は以前ほどこの手日本では賭け事が盛ん法律ないことなどか禁じれているため、真剣師はほとんど存在しないとされる。一方で海外では[[バックギャモン]]などで気軽に賭け事が行われているため、相手をする真剣師も多数存在する。
 
==麻雀の真剣師==
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==チェス==
[[Image:Washington Square Park Chess Players by David Shankbone.jpg|thumb|相手を待っている者。話しかけると真剣に応じてくれる([[ワシントン・スクエア公園]]、2007年)]]
チェスには将棋や囲碁のようなプロ制度が無く、大半の選手は書籍の執筆やコーチで生計を立てているが、それらが得意でない者の中には真剣で収入を確保する者もいる。なお[[FIDE]]は真剣行為を禁じていないため倫理的に問題はない。チェスの真剣行為は隠語で「Coffeehouse」と呼ばれる(本来は気軽に遊ぶこと)。
ギャンブルが禁止されていない国の都市部では、公園や喫茶店などで金をかけたチェスをやる者も多い。チェスの真剣行為は隠語で「Coffeehouse」と呼ばれる(本来は気軽に遊ぶこと)。[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』では、主人公ルルーシュが"暇潰しに"と富豪のブリタニア人に対して実際に金銭を賭けた賭けチェスをし、見事に勝利するシーンが存在するが、ルルーシュ曰く、「小遣い稼ぎ」との事。
 
アメリカ(一部州)やイャンブルリスなど賭け事が禁止されていない国の都市部では、公園や喫茶店などで金をかけたチェスをやる者も多い。チェスの真剣行為は隠語で「Coffeehouse」と呼ばれる(本来は気軽に遊ぶこと)行われており、その相手で金を稼ぐ真剣師も多い<!--[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』では、主人公ルルーシュが"暇潰しに"と富豪のブリタニア人に対して実際に金銭を賭けた賭けチェスをし、見事に勝利するシーンが存在するが、ルルーシュ曰く、「小遣い稼ぎ」との事。--->
アメリカの都市部の公園ではチェスによる真剣がよく見られたが、金銭をよるトラブルから喧嘩になるため公園での賭行為を禁止した自治体も多い。しかしワシントン・スクエア公園のように客待ちの真剣師が減らなかったため、チェステーブルを撤去した公園もある。
 
かつて(2000年代前半まで)アメリカの都市部の公園では真剣チェスによる真剣がよく見られたが、金銭をよるトラブルから喧嘩になや長時間テーブルを占拠すなどの迷惑行為が多かったため、現在では共スペースでの賭行為を禁止した自治体も多い。しかしワシントン・スクエア公園のように客待ちの真剣師が減らなかったため、チェステーブルを撤去した公園もある。
映画『[[ボビー・フィッシャーを探して]]』では、[[ワシントン・スクエア公園]]にいるホームレスの真剣師が著名なプレイヤーを手玉に取ったり、公園を訪れた主人公と「賭け事禁止」の看板の前で真剣をやるシーンがある。
 
海外の[[スターバックス]]ではチェスセットの貸し出しサービスがあるため、現在でも「Coffeehouse」に興じる人がよく見られる(日本では貸し出しサービスがない)。
 
映画『[[ボビー・フィッシャーを探して]]』では、[[ワシントン・スクエア公園]]を根城るホームレスの真剣師が著名なプレイヤーを手玉に取ったり、公園を訪れた主人公と「賭け事禁止」の看板の前で真剣をやるシーンがある。
 
==その他のゲーム==
[[バックギャモン]]は伝統的に真剣行為が多く、賞金付きの大会に参加する以外は真剣師というプレイヤーも多い。
 
==真剣師が登場する作品==
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*『[[哲也-雀聖と呼ばれた男]]』[[さいふうめい]]・[[星野泰視]]
*『[[賭博師 梟]]』[[さいふうめい]]・[[星野泰視]]
* 『[[ボビー・フィッシャーを探して]]』
 
==参考文献==