「干しいも」の版間の差分

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近年は、衛生確保のため[[ビニールハウス]]や[[網]]を張って乾燥させていることが多い。また近年は雨量が増えて天日乾燥が難しくなったため、機械乾燥で生産されるものもある。蒸すのではなく、[[茹でる|茹でた]]ものを干す場合もあるが、この場合[[デンプン]]が[[デンプン#糊化|糊化]]しないので蒸したものより固くなる。
 
原料となるサツマイモの品種は玉豊種(タマユタカ、農林22号)が主で、いずみ種(泉13号)も使用される。[[2005年]]頃からは、新品種の玉乙女種も使用されている。ベニマサリや紅はるかを使ったものもある。主力の玉豊種は今では干しいもの専用品種に近いサツマイモで、[[1961年]]から使用されるようになった。他の品種と比べて大型で、外皮、肉色とも白く、食感はホクホクではなくネットリしている。生では白いのに、干すと飴色に変わる<ref>[http://ja-hitachinaka.or.jp/t_hoshiimo.cgi JAひたちなか:ほしいも]</ref>。
 
サツマイモの収穫後に製造されるため、必然的に干しいもの製造は冬季から初春に行われるが、[[冷凍]]保存されたものが一年を通じて[[流通]]している。