「リーダーズ英和辞典」の版間の差分

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一般的な学習英和辞典ではカバーできない範囲をターゲットにしている点などを考慮すると、同じ研究社から出版されていた『現代英和辞典(Kenkyusha's Shorter English-Japanese Dictionary)』([[岩崎民平]]監修、収録語数約122,000語)のあとを受け継いだ形となっている。しかし、完全な後継という位置付けでなく、現代英和辞典は2011年時点でも一度も改訂されることなく出版され続けている。
 
'''リーダーズ英和辞典'''の英語名からもわかるように、「'''英文を読む人のための辞書'''」であり、多方面の専門用語、固有名詞を多く含み、百科事典的要素を持っている。さらに隠語、口語、卑語などの英単語・用法を幅広く掲載しており"俗語辞典をも兼ねる"(まえがきより)ようになっている。また、それら単語の意味だけではなく、理解を深めるための簡単な説明もある(例文などは省かれることが多い)。こうした機能は小説、台本などの翻訳に必須の要素であるが、一方で学校教育用にはあまり適さないほか、単語を引くたびに幾分の不快感を感じるという側面もある。
 
日常の道具として使いやすいように、収録語数の多さに反して比較的小型である。そのため説明は簡潔明瞭だが、上級者にとっては余計な解説が無い分使い勝手がいい。また、多方面の英単語を収録していることから、論文を読む必要がある理数系の大学生から、翻訳家など英語のプロまで愛用者は多く、日本を代表する英和辞典のひとつとなっている。その用途から、リーダーズ英和辞典とリーダーズ・プラスがセットで、英語学習用[[電子辞書]]のメインコンテンツとして採用されていることも多い。