「東京大学大学院総合文化研究科・教養学部」の版間の差分

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{{子記事|東京大学}}
{{宣伝|date=2014年4月}}
'''東京大学大学院総合文化研究科'''(とうきょうだいがくだいがくいんそうごうぶんかけんきゅうか、英語表記:''Graduate School of Arts and Sciences''<ref>[[1996年]][[1月]]以前の総合文化研究科の英語表記は、''Graduate Division of International and Interdisciplinary Studies''であった。</ref>)は、[[東京大学]][[大学院]]に設置される[[研究科]]の一つである<ref>なお、総合文化研究科という名称の研究科は東京大学大学院のみに設置されている。</ref>。また、'''東京大学教養学部'''(とうきょうだいがくきょうようがくぶ、英語表記:''College of Arts and Sciences''<ref>[[1983年]][[3月]]以前の教養学部の英語表記は、''College of General Education''であった。</ref>)は、東京大学に設置される[[学部]]の一つである。いずれも、[[キャンパス]]の所在地名から'''駒場'''と呼ばれる。
 
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== 概説 ==
{{宣伝|section=1|date=2014年3月}}
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部は、[[外国語学校 (明治初期)#東京英語学校|東京英語学校]] - [[東京大学 (1877-1886)#大学予備門|大学予備門]] - [[第一高等学校 (旧制)|旧制第一高等学校]](および[[東京高等学校 (旧制)|旧制東京高等学校]])の流れを汲んでおり、東京大学の他部局とは異なる沿革を持つ。また、キャンパスも独立しており、教養学部独自の[[学園祭]]([[#駒場祭|駒場祭]])を持つなど、{{要出典範囲|date=2014年4月|独自色が強い}}
 
{{要出典範囲|date=2014年4月|教養学部では、東京大学に入学した全ての学生を対象とした教養教育(前期課程教育)を行っており、先述の歴史的背景を軸として、日本の大学制度の中において他に類を見ないユニークかつ総合的なカリキュラムが組まれている。また、教養学部後期課程(3・4年)および総合文化研究科では古くから[[学際]]的な研究が行われており、その中には同学部を発祥の地とする学問分野もある。前期課程・後期課程・大学院はいずれも別々のものではなく、教養教育と先端研究が互いが有機的な連携を取る形を取っている。}}
 
== 概要 ==
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== 組織 ==
{{要出典範囲|date=2014年4月|教養学部前期課程・後期課程と大学院総合文化研究科を合わせて三層構造になっている点が特徴的である。これにより、大学院における先端研究の結果を教養教育に直接反映させることができるシステムになっている。この教育システムは「教養教育と大学院先端研究との創造的連携の推進」として[[文部科学省]]の[[特色ある大学教育支援プログラム]]に採択されている。}}
 
東京大学における[[大学院重点化]]によって、教養学部の教員も総合文化研究科に所属変更された(ただし数学教員は数理科学研究科へ)。教養学部長も総合文化研究科長が兼任する形になっている。
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=== 大学院総合文化研究科 ===
以下の5専攻が設置されている。広域科学専攻は[[自然科学]]の研究が中心であるが、[[心理学]]、人文地理学、科学史・科学哲学のような[[学際]]分野も含まれている。広域科学専攻については、教員数が100名を超える大規模な専攻であるため、3学系に分けられている。またこれらの中でも国際関係論と相関社会科学の2分野から構成される国際社会科学専攻は、大学院試験の中でも難関な専攻とされている。
*言語情報科学専攻
::言語科学基礎理論大講座、言語情報解析大講座、国際コミュニケーション大講座、 言語態分析大講座、言語習得論大講座、日韓言語エコロジー研究大講座
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各専攻の他に、専攻横断プログラムが設置されている。
*「人間の安全保障」プログラム (HSP)
:{{要出典範囲|date=2014年4月|[[2005年]]度に文部科学省の「魅力ある大学院教育」イニシアティブに採択された}}
*グローバル共生プログラム (GHP)
*欧州研究プログラム (ESP)
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;課題に即応した教養教育の開発
*自然科学高度化部門 (CSLS)
:{{要出典範囲|date=2014年4月|急速に進展しつつある自然科学の情報を収集し、大学における教養としての自然科学の教科書を作成するとともに、学習のための補助教材の開発も行っている。
:2012年度までの名称は「生命科学高度化部門」であり、生命科学の3種類の教科書(理科一類向け、理科二・三類向け、文系向け)を作成した。作成した教科書は本学の前期課程ばかりでなく、他大学の授業においても使用されている。また、留学生のための教科書を手がけたり、学生の学習を補助するシステムの開発も行った}}
:2013年度からは、化学・物理学を含めた自然科学の教科書の開発などを行っている。
*科学技術インタープリター養成部門
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;チームワークの育成
*社会連携部門
:*{{要出典範囲|date=2014年4月|高校生のための金曜特別講座
::近隣の高校から休日に高校生対象の公開講座を開講してほしいとの要望を受け、2002年4月から実施している。2003年10月からは金曜日の夜に開講されている。高校生以外の人も受講可能である。インターネット・テレビ電話システムによる講座の配信を試験的に実施している。}}
:*ブランドデザインスタジオ
:*将棋で磨く知性と感性
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== 教育 ==
=== 前期課程教育 ===
{{要出典範囲|date=2014年4月|東京大学は新制大学となって以来、[[リベラル・アーツ]]教育を学部教育の基礎として重視している。前期課程教育は東京大学に入学した全ての1,2年生を対象に教養学部で実施されている。教養学部(大学院総合文化研究科)が運営主体となっているが、その他の学部や[[研究所]]なども一部の授業を担当しており、先端研究の成果が教養教育に反映されているという特徴がある。
 
東京大学の教養教育は、カリキュラムこそ現代に合わせて変化しているものの、実質的に[[旧制高等学校]]時代で重視されていた教養教育の流れを汲んでいる(詳細は[[教養学部]]の項を参照)}}。本節ではそのような事情を踏まえて東京大学における教養教育を特に詳細に解説する。
 
このような東京大学の教養教育への取り組みは、[[2003年]]に文部科学省の[[特色ある大学教育支援プログラム]]に「教養教育と大学院先端研究との創造的連携の推進」として採択された。また、[[2007年]]には[[現代的教育ニーズ取組支援プログラム]]に「[[情報技術|ICT]]を活用した新たな教養教育の実現-アクティブラーニングの深化による国際標準の授業モデル構築-」が採択された。その他には、[[大学教育の国際化推進プログラム]]として「国際標準の学部初年次教育実現のモデル構築-留学生も視野に入れた先進的研修プログラムの試行-」([[2006年]])、「国際連携による初年次教養教育のモデル実現-職員・学生の参画をとおした「学び」のエンパワーメント-」(2007年)が採択されている。
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クラスは教養学部の学生自治の基本単位となっており、学生自治会の代議員や自治委員はクラスごとに選ばれる。また、[[東京大学#五月祭|五月祭]]や[[#駒場祭|駒場祭]]、[[全都新入生歓迎フェスティバル]](新フェス)にクラス単位で参加したり、試験対策プリント(略称「シケプリ」)をクラスで作成するなど、前期課程の学生生活ではクラス活動が重要なものとなっている。
 
{{要出典範囲|date=2014年4月|クラスで行われる特徴的な行事としては、毎年4月に2年生が新入生を1泊2日程度の合宿に連れて行く「オリ合宿」がある(大学側の運営ではなく学生による自主的行事)。オリ合宿はクラスごとに行われ、クラスの仲間と早く親しくなる良い機会であるため、ほとんどの新入生が参加している。なお2011年度は[[東日本大震災]]の影響により、全クラス一斉に行う形でのオリ合宿は中止となった。また、教養学部教員が各クラスのクラス担任となっているが、学生とクラス担任がふれあう機会はあまりなく、クラス担任の存在すら知らない学生が多い。}}
なお2011年度は[[東日本大震災]]の影響により、全クラス一斉に行う形でのオリ合宿は中止となった。
 
また、教養学部教員が各クラスのクラス担任となっているが、学生とクラス担任がふれあう機会はあまりなく、クラス担任の存在すら知らない学生が多い。
 
=== 駒場祭 ===
駒場祭(こまばさい、Komaba Festival、略称:駒祭)は東京大学駒場キャンパスで開催される[[大学祭]]。教養学部前期課程の学生のみで構成される<!--ソースはhttp://www.a103.net/komabasai/57/visitor/kfc_invitation.htmlの最後の一文。[リンク切れ]-->駒場祭委員会により開催されている。例年11月下旬[[勤労感謝の日]]付近の3日間開催されている。
駒場祭の起源は、[[1891年]](明治24年)に旧制第一高等学校(一高)で開催された第1回[[紀年祭]]にまでさかのぼる。[[1950年]](昭和25年)[[3月]]一高が廃止され、新制東京大学に移行した後、同年[[11月25日]]に第1回駒場祭が開催され、現在に至る。初代委員長は[[小倉寛太郎]]。
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==== テーマ一覧 ====
{{要出典範囲|date=2014年4月|*64回([[2013年]]) 発破
*63回([[2012年]]) Festaholic
*62回([[2011年]]) 祭生
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*10回([[1959年]]) 第十回駒場祭を平和と民主主義のために/安保条約改定の本質究明/戦争と破壊を目的とした科学の研究には協力しないことを固く誓おう
*9回([[1958年]]) 創造的文化の建設と発展のために/日本の核武装化反対/民主教育を権力の支配から守り学園の自治を確立しよう
*8回([[1957年]]) 平和と民主主義を守ろう/創造的文化の建設と発展のために/原子戦争準備反対}}
*7回([[1956年]]) -
*6回([[1955年]]) -