「タンク機関車」の版間の差分

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ひななみ (会話 | 投稿記録)
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== 特徴 ==
タンク機関車の特長は、一部を除き小型のものが多く小回りが効く上、後部の視界も良くバック運転が容易であることから路線を選ばず使用ができることである。

欠点としては、燃料積載容量が少ないことから長距離運行には適さないまた[[駆動輪|動輪]]上に直接水と燃料の重量がかかるため、水や燃料の残量が少なくなると軸重が落ちて牽引力が下がってしまう、などがある。よって、短距離[[ローカル線]]、都市近郊の小運転、[[私鉄]]路線、産業用鉄道のように距離が短く、石炭と水世界各国すぐに補給できる環境で広く用いられたが、じめ日本の[[日本国有鉄道|国鉄]]でも長距離輸送ではほとんど用いられなかった。
 
逆に都市近郊の[[ローカル線]]や、短距離の[[私鉄]]路線、産業用鉄道のように、走行距離が短く石炭や水をすぐに補給できる環境では広く用いられ、また小回りが利くことを生かした構内の[[貨車]]や[[客車]]の入れ替え、大馬力を要する長大編成列車の発車の補助、故障車の牽引等にも力を発揮した。
 
タンク機関車と反対に、水・石炭を別の車両([[炭水車]])に積載する形態のものを[[テンダー機関車]]という。なお、蒸気機関車の歴史上においては、テンダー機関車であっても水タンク<!--日本ではサイドタンクやリアタンクしか実例がありませんが、ヨーロッパではそれ以外の方式を採用した例がいくつも存在します-->を設置して、その重量を粘着性能向上に活用する例が、勾配線区用の機関車を中心に見られている。