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1995年8月に登場した[[トヨタ・クラウン|クラウン]]の[[トヨタ・JZエンジン|2JZ-GE]]型エンジンに初めて採用された。
ベーン式VVT-iは1996年の[[トヨタ・S型エンジン (2代目)#3S-FSE|3S-FSE]]に初めて搭載された<ref>[http://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/products_technology/technology_development/engines/details_window.html#supplement12 トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン]連続可変バルブタイミング機構(VVT-i)</ref>またベーン式の構造をもつ可変バルブタイミング機構としてはこれが世界初となる<ref>[http://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/products_technology/technology_development/engines/details_window.html#supplement13 トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン]第1世代成層直噴ガソリンエンジン(3S-FSE)</ref>
現在では商用車も含め、トヨタ自動車のほとんどの[[ガソリンエンジン]]車種に搭載されている。特にベーン式VVTは世界標準技術となっており、国内外の多くのメーカーで採用されている。
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'''VVTL-i'''('''V'''ariable '''V'''alve '''T'''iming and '''L'''ift '''i'''ntelligent system)は、VVT-iによる吸気カムの位相変化に加え、吸排気バルブの作用角・リフト量をカム切り替えによる変化させることで、高回転時は[[ハイカム]]と同じ働きを生み出す機構である。
 
[[1999年]]に登場した[[トヨタ・セリカ|セリカ]]の[[トヨタ・2ZZ-GE|2ZZ-GE]]型エンジンに初めて搭載された。カム位相の連続変化機構と可変リフトを組み合わせたシステムとしては世界初としている<ref>[http://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/data/automotive_business/products_technology/technology_development/engines/details_window.html#supplement17 トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|技術開発|エンジン]吸気バルブリフト2段切替機構(VVTL-i)</ref>。
その後は同エンジンを採用する[[トヨタ・カローラランクス|カローラランクス]]や[[トヨタ・カローラフィールダー|カローラフィールダー]]などの上位グレード、そして[[トヨタ・WiLL VS|Will VS]]や[[トヨタ・ヴォルツ|ヴォルツ]]などの[[パイクカー]]にも採用された。また[[ロータス (自動車)|ロータス]]への供給も行われた。先行して実用化されている[[本田技研工業]]の[[VTEC]]や[[三菱自動車工業]]の[[MIVEC]]と原理的には同じであるが、下記の様にカムの切り替え機構を独自の方式としている。VVTL-iを採用したエンジンは2ZZ-GE型のみで、以降にVVTL-iを採用したエンジンは無い。
 
VTECをはじめとする他の可変バルブリフト機構と同様に、カムシャフトに低中速用カム(ノーマルカム)と高速用カム(ハイカム)が備えられ、[[ロッカーアーム]]で切り替えを行う。カムシャフトはVTECが3つのカムプロフィール(低速:2 高速:1)を持つのに対しVVTL-iは低速と高速それぞれ1つずつの計2つのカムプロフィールとなる。