「交響曲第4番 (メンデルスゾーン)」の版間の差分

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Allegro vivace [[イ長調]] 6/8拍子 [[ソナタ形式]]。
 
木管の軽快な刻みによる2小節の序奏に乗ってヴァイオリンの生き生きとした第1主題が提示されて曲は始まる。第1主題の動機が60小節にわたり展開され、さらに50小節あまりの経過句が続いてから、ホ長調の第2主題がファゴットとクラリネットに落ち着いた表情で提示される。第2主題が発展した後、第1主題による小結尾が続く。提示部は反復指定があるが、反復されない演奏も多い。小結尾の最後の短い経過句は省略されて展開部に入る。展開部は提示部の経過句から派生した新しい主題によるフーガで始まり、これに第1主題の動機が対位法的に絡む。これが発展してクライマックスを形成して、一旦静まった後、型どおりの再現部に入る。[[コーダ (音楽)|コーダ]]はヴァイオリンとフルートが新たな旋律を示し、展開部の新しい主題と第1主題の動機が組み合わされていく。スタッカートの三連音の朗らかな走句により曲は終わる。楽章全体を通じて沸き立つような躍動感が印象的である。[[神戸電鉄]]の[[発車メロディ#接近メロディ|接近メロディ]]にこの楽曲のアレンジが用いられている。
 
=== 第2楽章 ===
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サルタレロはローマ付近の民衆に流行した舞曲。途中でなめらかな音型が[[タランテラ]]のリズムに乗って現れる。曲は終始熱狂的にすすむ。
 
== 接近メロディ ==
[[神戸電鉄]]の[[発車メロディ#接近メロディ|接近メロディ]]に第1楽章のアレンジが用いられている。
 
== 音源 ==