「クラウディングアウト」の版間の差分

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119行目:
\frac{d Y}{d G} = \frac{1 + (1-T') \frac{dB}{dG} }{T'}
</math>
となる。Tは税関数であり、一般には所得レベルと公債の利払い額増加関数である。これが仮に通貨発行でファイナンスされた拡張財政であれば
<math>
\frac{dB}{dG} = 0
127行目:
\frac{d Y}{d G} = \frac{1}{T'}
</math>
となる。公債発行まかなっファイナンスされ場合政府支出で
<math>
\frac{dB}{dG} > 0
</math>
となりであるから、長期の政府支出の乗数が先述のも、紙幣増刷を伴う政府支出で乗数よりも大きくなるという結果になる。政府が新規に公債を発行し、金利が上昇すると債券保有者へ利払いが大きくなり、債券保有者のキャピタルゲイン増と可処分所得増加となる。ソローらの研究は、長期的な経済成長には政府支出の拡大が大事であるということを示唆するものである。
 
==変動相場制におけるクラウディングアウト効果==<!--マンデル・フレミング効果はクラウディングアウトの一形態なのか?ただ、この項目の言及は何らかの形で行うべきではある。-->