「Il-76 (航空機)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
ASF-14 (会話 | 投稿記録)
ASF-14 (会話 | 投稿記録)
66行目:
;Il-76MD
:軍用輸送機
;;Il-76-90A90A(Il-476)
::2012年9月22日には初飛行に成功したIl-76MDの最新型。エンジンをPS-90A-76に換装し、主翼を新開発されたものに変更、コックピットのグラスコックピット化をはじめとするアビオニクスの改良のほか、広範囲に設計変更・改修が加えられ性能が大幅に上昇しており、ほぼ別の機体と言えるものである<ref>[http://en.ria.ru/military_news/20120302/171691313.html Upgraded Il-76 Plane to Make Maiden Flight in Summer]</ref>。また、ロシアの輸送機として初めてトイレを備えている(CG図<ref>[http://izvestia.ru/news/552686 В России создали первый десантный самолет с туалетом]</ref>)。トイレ(容量は28リットル、6の搭乗員+数十名の兵員を想定)は機首部分に独立したものが備えられているほか、140名の兵員を空輸する際にはさらに2基のトイレモジュール(各80リットルの容量)を追加搭載可能である。 離着陸前後は使用できないものの、長距離飛行の際に特に有効とされる。さらに、調理用のキッチンモジュールやお湯を沸かすためケトルも搭載が行われた。なお、冷蔵庫については、ロシア製には適当なものが無くIl外国製は高すぎるためといった理由から搭載は断念された<ref>[http://lenta.ru/news/2013/06/28/first/ Ил-476 стал первым российским транспортником с туалетом]</ref>。派生型としては早期警戒管制機型である[[A-100 (航空機)|A-100]]や空中給油機型<ref>[http://en.ria.ru/business/20130220/179587284/Russian-Military-Plans-to-Buy-New-Aerial-Tankers--Source.html Russian Military Plans to Buy New Aerial Tankers]</ref>が構想されている。なお、開発・製造はイリューシンではなく{{仮リンク|アビアスターSP|en|Авиастар-СП}}が行っている。
;Il-76TD
:MDの民間向け改良版。1982年初飛行
84行目:
;Il-76-SKIP
:[[Kh-55 (ミサイル)|Kh-55]][[巡航ミサイル]]のテストベッド機
;[[Il-78 (航空機)|Il-78]]
 
:空中給油機型Il-78(NATOコードネーム:Midas(マイダス))と別途呼ばれているが、基本形はほぼ同じである。
{{Main|Il;[[A-7850 (航空機)}}|A-50]]
:早期警戒管制機型。(NATOコードネーム:Mainstay(メインステイ))。
;{{仮リンク|A-60 (航空機)|label=A-60|en|Beriev A-60}}
:航空機搭載レーザーの研究機でアメリカの[[AL-1 (航空機)|AL-1]]に相当する機体である。
 
== 性能 ==