「フライング・バットレス」の版間の差分

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[[Image:Arcs boutants notre dame paris.jpg|thumb|240px|[[ノートルダム大聖堂 (パリ)]]のフライング・バットレス]]
'''フライング・バットレス'''('''flying buttress''')とは、[[ロマネスク]]時代には側廊屋根裏に隠されていた[[アーチ]]を側廊屋根よりも高い位置に移して、空中にアーチを架けた'''飛梁'''をいう。もともとバットレスとは、建築物の外壁の補強のため、屋外に張り出す形で設置される柱状の部分のことをさす。
 
このフライング・バットレスにより、[[身廊]][[ヴォールト]]のスラスト(推力)を高い位置で受け止めることにより、身廊の天井をそれまでの建築よりさらに高くすることができるようになった。また、推力を支持するための側廊により身廊上部が塞がれることがなくなったため、この部分に大きな窓をとることができるようになり、[[ステンドグラス]]などの装飾を用いた壮大な礼拝空間が実現可能となった。