「ロドス島の巨像」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
22行目:
== 地震による倒壊および顛末 ==
{{main|:en:226 BC Rhodes earthquake}}
58年後の[[紀元前226年]]にロドスで地震が発生、巨像は膝から折れて倒壊した。[[プトレマイオス3世]]は再建のための資金提供を申し出たが、ロドスの住民は神に似せた彫像を作ったことが、神の怒りに触れたのだろうと考え、再建を拒否した。巨像は800年間にわたってそのまま放置され、その間に残骸を見物するために多くの人が訪れた。[[ガイウス・プリニウス・セクンドゥス|大プリニウス]]の記述に拠れば、巨像の脱落した親指に腕を回せるものはわずかしかおらず、また指だけでもほとんどの彫像より大きかったという。
 
[[654年]]、[[ムアーウィヤ]]の軍がロドスを征服した。[[テオファネス]]([[:en:Theophanes the Confessor|en]])の記述に拠れば、この時巨像の残骸は[[エデッサ]]の商人に売却されたという。商人は彫像を破壊して青銅のスクラップにし、900頭のラクダの背に積んで持ち去った。彼らはイスラム教徒であり、巨像のような偶像崇拝を忌んでいた。