「不連続線型写像」の版間の差分

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{{告知|議論|線型・線形の表記問題|ノート:線型性}}
 
[[数学]]において、[[線型写像]]は[[線型空間]]の「単に」代数構造を保つ[[写像]]の重要なクラスを成し、またより一般の写像を近似するのにも用いられる([[一次近似]])。空間に[[位相空間|位相]]も入れて(つまり、[[位相線型空間]]を)考えるならば、全ての線型写像は果たして[[連続写像|連続]]であるか、という問いを考えることに意味が生まれる。そして、無限[[次元 (線型代数学)|次元]]位相線型空間(例えば無限次元[[ノルム空間]])上で定義される線型写像を考えるとき、この問いの答えは一般には否であって、'''不連続線型写像'''(ふれんぞくせんけいしゃぞう、{{lang-en-short|''discontinuous linear function''}})が存在するのである。定義域が[[完備空間|完備]]ならば、不連続線型写像の存在が証明できるが、それには[[選択公理]]を必要とするため、証明から明示的な例を得ることはできない。