「ドント方式」の版間の差分

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と定義された死票を最小化する最適化問題の解が、ドント方式である。逆に言えば、「1,2,3…と整数で割る…」という手続きによる定義の他に、「広義の死票が最も少ない」という性質的定義をドント方式は持つ。ハーゲンバッハ=ビショフ制は、ドント方式とは異なる手続きで死票の最小化問題を解く。このため、ドント式より計算量の少ない最大剰余方式の手続きで議席の大半を配分するにも拘らず、ドント式と同一の配分結果になる。-->
 
[[品田裕]]は「衆議院選挙区の都道府県間の配分について --最高裁の違憲判決を受けて代替案を考える--」[http://www.ps.ritsumei.ac.jp/assoc/policy_science/193/193_07_shinada.pdf]の109100ページにおいて<br>
「<br>
たとえば、m 番目の議席を配分する際には、<br>
9) それは、同時にその時点で最も過剰に代表されている団体に他ならない。したがって、ドント式は最も<br>
各団体は現有議席に加えてもう 1 つ議席を獲得した場合に 1 つあたりの重みがどうなるかを競<br>
い、より大きな値を示せるものが、その議席を獲得するのである。言い換えれば、一つ一つの<br>
議席を配分していく際には、その時点で 1 議席当たりの重みを最大にする団体にその権利を認<br>
めているといえる(脚注9)。<br>
」<br>
と述べた後、109ページにおいて<br>
「<br>
(脚注9) それは、同時にその時点で最も過剰に代表されている団体に他ならない。したがって、ドント式は最も<br>
過剰に代表される団体の過剰代表を最小にする制度と定義でき、ドント式指標は最大過剰代表団体の過剰<br>
代表の大きさを測定する。<br>